shojiki-setsuyaku-mansion55’s diary

『マンション管理の財務内容改善により、付加価値創造、セルフブランディング』がテーマです

長期修繕計画案を微調整できるようになるための礎を積み重ねる⑲【ウレタン防水と防水層の貫通孔・共用部給排水設備の不具合】+長期修繕計画案のあり方

ブログを拝読頂き、ありがとうございます。

正直・節約マン(ション)小沼です。

 

◇なかなかお日様が、顔を覗かせません。ここ2週間で、日が照った時間は何時間くらいか指で数えられるのではないでしょうか??

 

 そんなスッキリしない天候のなか、江東区 東陽町駅の近くにある公の機関に、運転免許証更新手続きに行ってきました。 8時30分前後に到着し、受付するのに時間は長く掛かりましたが、1時間の講習と新しい免許証交付はサクッと終わり、11時前には施設を出ました。

 

 数日前にスマホにやってきたアメリカのオルタナティブ系ロックバンド ストーンテンプルパイロッツの3枚目のアルバム『ヴァチカン』2021年リマスター版が、頭の中をグルグル巡回しています。

 

 このアルバムの曲を聴くと、無性にドライブに行きたくなります。スカッと晴れた日に。 思い返しすこと30年くらい前の大学生のとき、このバンド、このアルバムに出会いました。

 

 当時はバイトで学費を稼ぎ、足らないお金は奨学金でまかなっていました。一定以上の成績を上げないとゼミに入れないシステムの大学でした。

 

 バイトと授業以外は結構とうか、かなりヒマでした。あり余る時間を、資格取得の勉強や、就職活動時の話のネタ用に、東京23区内の全ての図書館に巡りや、パンク、ニューウェーブ、オルタナティブ系ロック等ニッチなバンドのCDを借り、安売りテープにダビングすることに、ひたすら費やしていました。

 

 嗜好の合いそうなバンドの情報は、それこそ図書館であったり、古本屋で購入した雑誌。 ロッキンオンは4~5年くらい(月刊誌なので50冊以上)集めていたかと。色々な場所の古本屋を回ってバックナンバーをコレクトしていましたね。

 

 移動手段は、当時高田馬場で一人暮らしをしていた高校時の友人から自転車や原付を借りていました。たまにメシをおごるくらい費用で。この頃から節約イズムは芽生えていたのですね。振り返りますと。

 

 で、出会ったストーンテンプルパイロッツの『ヴァチカン』を実家の千葉市花見川区にあった古い車のオーディオで聴きながら、半ばやけくそ気味にドライブした記憶が甦ってきます。

 

 何にやけくそになっていたかと言うと、友だちや彼女が上手くできない現状や自身の性格や、能力、行動力の無さに対して。 で、社会人になり環境が変わり、ほぼ成績を上げるために時間や人生が消費される沼った状態にはまりまくり。

 

 で、1年半前にサラリーマンからフリーランスになると、大学時代と同じような、ゆとりがある時間に囲まれる生活に舞い戻る、と。

 

 時間が経過し、残りの人生に対しての諦念や、以前と比べると減耗している欲望度ではありますが、根っ子の部分の自分はそう変わっていないなぁ、と。

 

 そう、虚しさ、切なさから生じる独特な色気を追い求めていたと思われるストーンテンプルパイロッツのヴォーカル スコット・ウェイランドさんのごとく。 この方、確か50代前半で薬物依存を理由にお亡くなりに。

 

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  誰も望んでもいない自己開陳。私は一体何をしているのでしょうか?( ;∀;)(*‘∀‘)

きっと停滞する梅雨前線の影響です。 低気圧やじめっと湿り気がありますからね、空気には。

 

 そうだ。マンション管理士として、少しでも普通の人たちに役立つと思われる情報を発信するためでしたね。 ブログという修行を継続しているのは!(*´Д`)

 

 いつも、定期的に引用させてもらい、ありがとうございます!

株式会社不動産経済研究所発行、月刊マンションタイムズ 2026年4月号 3面の記事。

 

住総研、正式名称は一般財団法人 住総研事務所という中央区日本橋にある団体さん。

超高層住宅とあるので、タワマンの長寿命化、先々を見据えた研究の発表会なのでしょう。

 

研究の主なテーマ。『設備の更新時の課題』『長期修繕計画検討のあり方』『支援する人材』

 

タワマンには多数のエレベーターや非常用発電機などの機械設備がある。 その機械設備の改修工事にもお金が掛かる。 その費用をいかに抑えるための方策として【周期を20年に1度にし】、【これらの機械設備と修繕工事が重ならないようにする】よって、必然的に【大規模修繕工事の回数を減らす】としています。

 

【エレベーター更新は長期修繕計画案の中で2回入れておいた方が良い。その方が、工事費用の変動にも対応できる】とも指摘しています。 タワマンでエレベーターが動かなかったり、故障が頻発したら、住人の生活も大変でしょうからね。

 

 タワマンで屋上や壁からの水(雨)漏れや、外壁タイルの剥離などは余り聞いたことがないので、大事な機械設備の改修工事に優先度の重きを置いた方が良いという専門家の指摘は的を得ていると思います。

 

『長期修繕計画案の見直し』は、「修繕履歴の確認」「現地調査」「所有者、賃貸で住んでいる居住者へのアンケート」で現状や要望を把握することが大事。

 

 また見直し時は「新築時の数量調書」や「各マンションの特性を事前に把握(知ることが)できる資料や情報」を基に実施設計を作成することができれば、品質や精度が高まる。 それに加えて【適正な工事費が算出でき(必要以上の予備費を抑制)】【計画段階で性能向上を検討する】ゆとりもできるとのこと。

 

 ブログを書いていてよく見かけるワードとして『アンケートにより状況を知ること』があります。 住人の生の声は、修繕工事のプランを立てたり、設計や仕様を精査し、決定するのに有効な情報なのでしょう。

 

 

建築設計と機械・電気設備設計の担当により、見解が異なり、標準的なプラン、仕様書の作成や、他のマンションの情報共有をして、課題解決を水平展開することは難しいとしている。 設計コンサルタント業界が一枚岩になったとしても。<ガラス張りになり過ぎても、利益やお金が絡むので、やりにくい(素人には分かりにくい)ことを保っておきたいのでしょう…。>

 

 設計コンサルタント界で長く実績を積み重ねている女性建築士の江守さんは【修繕履歴と、そのマンションの工事内容細部を調査することで、標準化できる部分もあるのでは】と投げ掛けています。<それは、そうでしょう。 そう複雑でなく、シンプルなことを標準化していくことにより、課題解決方法を模索していくしかないと思います。>

 

〇前々から思っていました。 世の中は経営コンサルティングや監査がビジネスとして成り立っています。 コンサルティング業界は隆盛状態とも、目にします。

 

 総戸数の大きいマンションやタワマンはもの凄く多額の工事費用が掛かります。その改修工事をマネジメントする人材が増えたりや、ビジネスがもっと出てきても良いのでは?と思うのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。

 

・電気設備と機械設備の両方に対応できる人は少ない、タワマンの修繕工事をトータルでマネジメントできる人もしかりという現状が背景にあり。

 

・改修設計コンサルタントを業務としてされている(請負っている)人が少ない。イコール、ビジネスとして認知されていない? (?_?) 何故でしょう? チェックされてしまうと、業界的に困ってしまう、談合体質が常態化していることが、考えられるのは。

 

 他の経営コンサルティング業界のように、大きなお金を扱う修繕工事を行うにあたり、健全にチェックできる人が増えてきて、ビジネスとしてもっと世の中に普及してきても良いと思います。

 

 少子高齢化が進み、いびつな人口動態構造になり、お金の動きが鈍ってくると想定されるので。 少ない人数を補うのは、機械や生成AIなどを駆使して。

 

・修繕工事はプラン、実施設計をチェックするだけでなく、所有者の合意形成もしなければならない。 どう(情報提供)すれば上手く合意形成できるか、そのノウハウも教育等により情報共有するシステム(体制・体系)を整えること。

・管理組合、管理会社のフロント担当も、マンションの建物や設備の維持管理業務に長期に渡り、継続的に携わることができない現状もあり。

 

<このあとは、この記者さんはじめ、この研究会に出席しているメンバーが【マンションを30~60年間継続して建物と設備を見守っていくために、『社会としてテーマ』と認知して、皆で考えていきましょう】という展開に。

 

 少しずつ、永遠なる微調整を積み重ねて、改善していくしか方法はないかもしれませんね。>

 

・大学教授の秋山さん

『プロジェクトマネージャー、工場管理のプラントエンジニアリングのような立場の人が出てくるようなシステム造り』や『電気と機械両方に精通した人が少ないのであれば、2つを分業して専門家がサポートする体制』を提言。

 


〇秋山さんのまとめ

【(前置きとして課題は山積みであるが)管理組合と専門家が一緒になり30~60年スパンの計画を見据える】【そのためには、課題を整理し、技術向上できる情報を提供し、理解してもらう】こと。

 

 シンプルに考えますと、【30~60年という非常に長いスパンである】がありますが、それ以外は【課題を整理、発見し、技術力や企業努力、専門家の知恵により、どう微調整を積み重ね、乗り越えていくか】でしょうね!(*‘∀‘)

 

 

◇これから示す内容は、私が特に想いを込めて伝えたいことなので、ここ何回かの はてなブログに連続して掲載しますことをご理解くださいませ。

 

 売買仲介の取引において、大規模修繕工事、長期修繕計画案<案であり、あくまでプラン、決定事項ではない>のことについて、どこまで客観的且つ科学的指標で、お客様に寸評コメントができているのか? 自問自答は、つきません。

 

 想い浮かんだワードです。

 

・修繕工事を行なう意味合い。

『美観を良くする』

『機能向上もしくは機能維持』

『日常生活に支障をきたすことを予防、抑制』

『命に別状があると想定される事象を予防、抑制』

 

上記4つのポイントを、どういう内容をいくらの費用で、今 実施しなければならないか、もう少し周期を延ばしたり、仕様変更で費用を抑えられないか。

 

・チェックする立場の人は、どのような観点で見ているのか。

『設計仕様について、深堀りしてる』

『使用する材料の質、用いる工法、もう少しグレードを落とすと費用がいくらになり、

何が懸念されるか、その留意点』

『工事後に大掛かりでない、軽微な不具合が生じたとき、これはアフター保証の対象内かどうかの判断。施工業者への指摘』

 

・大規模修繕工事の実施した際のプロセス、背景はどうであったか?

『もし不具合が生じたら、どう責任を取るのですか?』と理事長もしくは、ごく少数の理事会メンバーに、業者側が攻め込む展開があったか。

 それに対し、理事会、管理組合側も あっさり応じて(屈して)しまったか、他の詳しい所有者、信頼できる専門家に相談し、理事会や管理組合で団結する機運を醸成したか、これも長い目で見たら、とても大事な視点です。

 

等のポイントを押さえた、客観的な寸評コメントができるようになりたいです。

 

 

<ここから、いつものひな型文に戻ります>

タイトルの件です。 大規模修繕工事のことは、一般人には分かりにくく、複雑です。

 

 そこを何とか、自分なりに細分化、嚙み砕いて理解したい想いと、来年2026年9月上旬に行われる(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格「マンション維持修繕技術者」試験の勉強に参考となる。

 

 2つの理由で、書いています。 アメーバブログやはてなブログで、書き始めました。本を写経的に引用させて頂き、自身なりに気付いたことを、寸評的にコメントし、血となり肉となり、いつかはマンション管理士として、皆さんのお役に立てれば、という いきさつです。

 

 引き続き、ありがたくも写経的に引用させて頂きます。2021年4月 (株)セルバ出版 発行、一級建築士、一級建築施工管理技士の資格を持ち、修繕工事会社(株)スマイルユウ 代表 大塚義久さん著書『鉄骨と鉄筋コンクリートの建物修繕がわかる本』 第5章 「屋上防水修繕の必要性」 7節と8節 148~154ページ。

 

 

▢ウレタン塗膜防水の特性:

・ウレタンとい液体状の塗膜を塗ることにより、『ゴム状と一体なった層形成』により防水機能が生じる。

 

・施工が容易で、専門業者以外の塗装工、左官担当でも工事を行える。

△専門業者以外の塗装工、左官担当以外は専門知識がないため、本来の品質や性能が確保されない工事をしてしまうこともあるので留意する。<防ぐには、専門知識がない人がするとき、工事前にきちんとした情報を提供してあげること、でしょうね!>

 

☑ウレタン防水工事の仕方は、『基本的な施工方法や手順についての仕様書に書いてある。』 とは言えども、職人より腕の違いは生じてしまう。少しでも平準化するため、最重視するのは【塗り厚】。

 

☑ウレタン防水の主材は2回に分けて塗ったうえ、更にトップコートを塗り仕上げる。

防水性能に一番関係するのが、【塗り厚】。

 

☑通常歩行をするところは【塗り厚】2mmが標準。

☑【塗り厚】2mmを確保し、適正なメンテナンスをすれば、10年間の防水性能を維持できる。

 

▢施工現場では様々な形状の箇所や部位がある。【塗り厚】2mmが確保しにくい難易度の高い箇所に、立上がり部分がある。 なにせ立上がり部分は垂直面なので、レベリングタイプとは別の材種のパテ状のものを使用することが、カタログに書いてある。

 

△材料メーカーのカタログ(仕様内容の詳細記載部分)に書かれてある材種のものを、きちんと使用しないと、【塗り厚】が確保されず、本来の耐用年数(10年間)に満たない期間に防水性能を失い、雨漏りの原因となることもある。 <きちんと使用したかどうかは、信頼できる専門家にダブルチェックをしておくことが良いですね!>

 

☑ウレタン防水の材料は、様々な材料メーカーから販売されている。メーカーごとに特徴があるので、その箇所に適した材種、材料を使用すること。

 

・主材はどのメーカーもほぼ一緒。ただし、『下地との相性に関係する通気緩衝シート』や、『防水層を保護するトップコート』には違いがある。

 

・『通気緩衝シート』は通気マットというシート接着面に『通気ルートが取れているシートを直接貼るもの(A)』

と、

『穴あきフェルトシートを敷いてから(B)』ウレタン塗材を塗る工法の2つがある。

 

〇防水保証期間の10年前後に行う修繕工事のコストや施工性についても考慮し、ウレタン塗膜防水工事を行うこと。<10年を超えた期間を考えて、経済的にも適した材種で実施することを、客観的にアドバイスしてくれる専門家と協力して行うことが良いですね! 長きに渡り、協力し合いできる方にサポートを依頼するのが、ベターです!>

 

 

▢マンションの屋上には、設備機器や給水タンクがあったり、屋上に上がるための塔屋があったりする。

 

 よって屋上防水層には、平場と立上がり部とから成り、プールのような状態の中で雨水を受け、ルーフドレン、雨どいへ雨水を流し、排水する構造となっている。

 

△『何度も防水工事をしているにも関わらず、漏水を繰り返す』建物には大きな欠点がある。 それは、平場と立上がり部はしっかり施工されているが、【関連する他の取り合い部の処理が、きちんと行われていない】という点である。

 

 例をあげると、【建物内部に貫通している給水配管】が、その一例である。

 

▢給水配管は冬季の凍結を防ぐため、配管に保温処理がされている。その保温材料は、スチロールや石綿など空気分を多く含む材料で出きていて、外側を包帯テープやラッキング(板金)でカバーしてある。

 

 この保温処理された状態の配管が、壁や防水層を貫通すると、貫通部周りで防水処理がしっかりとされていても、それ以外の配管部分で、保温材内部の空間から、雨水が建物に侵入するケースがよく見受けられる。 

 

 ※上記の水漏れ原因を、大塚さんは『とても多い現象』と書かれています。よ~~く注意し、念頭に置いてことに臨みましょう!!

 

 

▢防水層に空いている様々な開口や穴の処理方法:

・防水層には様々な穴や隙間があり、この部分に直接雨水があたらないように笠木を付けたり、端末シールを打つ等、適切な処理をすることで防水性を高める。

 

・末端部のアルミ笠木内部は、1度アルミ笠木を取り外し、パラペット天橋まで防水処理をすることで、強風雨時に生じる笠木内聞への雨の吹込みがあっても、雨漏りを防ぐことができる。

 

☑『塔屋』にも忘れずに防水処理をする。

・塔屋は、屋上に上がる昇降のための階段室。大きさは縦2m×横3m程度。塔屋の立上がり橋部には、押さえモルタルが塗ってあるだけ等、末端部に直接雨がかかる状態になっていることが見受けられる。

 

 塔屋は末端部だけでなく、壁自体が開口部と考えられるため、外壁に設置してある照明器具、コンセント、給排水管等も、その付け根にシーリング材で防水処理を行うこと。

 

 塔屋の設置してある照明器具、コンセントなどの機器や給排水管のつなぎ目から内部に雨水が入ると、それを辿りスラブ内を通過し、下階天井部に雨漏りを生じさせることになることもあり、特に注意が必要。

 

 

 

⇨著者の大塚さん、現場での雨漏りの対応を沢山されています。 こういった経験を基に書かれてている発生原因、発生個所、対応策などを私たちも知り、理解し、トラブルになる前の処理(ならない対策)や、生じてしまったときに落ち着いて応対できるための思考訓練をしておきましょう。

 

◇定期的に修繕工事の設計や施工のセミナーに参加させてもらったいますNPO法人リニューアル技術開発協会さんが監修する本。 2014年11月 (株)日刊建設通信新聞社 発行 『新築現場が知らない知識-マンション修繕技術者の視点から-』より。

 第4章 マンションにおける給排水・機械・電気等設備のあり方 第1節 72、73ページ。

 

 

 

▢マンションの給排水管のことを知る、考える、理解する。

☑どこを通っていて、どういった材質が使用されているか。

 

△ねじ切り部などの錆止め塗料を行うべき箇所に、全く処理がされていない。

△異種金属が接合されているバルブや各戸減圧弁、水道メーターなどの【配管に重荷が多くかかる箇所に、支持金物が設置されていない。】

 そのため、築18年目で配管が折れ、漏水事故が多発してしまった事例の写真。

 

△ユニットバス裏の給湯管の不具合事例。 ユニットバスからの配管とガス給湯器からの配管のねじの種類が違っていた[平行ねじとテーパーねじ]ため、微量の漏水が長期間生じていた。

 

 

△屋上に設置された給水管。メンテナンスすべき機器類付近に、腰高くらいの高さの配管があるため、作業者がぶつかったり、上に乗ったりして保温カバーに相当な凹みが見受けられる。

 

 新築時の配管経路設計(計画)の配慮不足を執筆者さんは指摘。

 

 

△こちらも屋上。 給水を系統ごとに止めるための系統バブルが、風雨の影響を受ける屋上に設置されていると劣化が進み、いざという時にバルブが開かないこともある。

 

 緊急時に止水したい場合に、屋上まで行ってバルブを閉めなければならないので、危険が伴う。 

 

→バルブ類はパイプシャフト[PS]内など雨掛かりがおきない場所へ、設置が望ましい。 こちらも新築の計画断簡で考慮してもらいたいですね。

 

 

 

△専有部分内の事例。 ユニットバスと住戸界壁の間にあるパイプシャフト[PS]内に、給水立て管、雑排水立て管、ガス立て管の3つが設置されていた。

 

 執筆者さん、またも新築時の計画配慮不足を指摘。 このケースで考えられること。

建物外部(専有部分の外部)への露出配管を望まない場合でも、建物内部(専有部分内)の違う場所にパイプシャフト[PS]を設け、そこに配管を敷設しても良いのでは、と言いたかったのでしょう!

 

<この箇所にパイプシャフトがあると、ユニットバスと一緒に、いわゆる みちづれ工事しなければならず、となると費用もかさみますからね…。>

 

 

 座学による知識、情報を植え付け、集積することも、必ずしや意味があり、何かしらの際に役立つと思います。常に何かに関連させられないか、ヒントにならないかをイメージトレーニングする習慣にしたいと思います。

 

◎大塚義久さん『建物の修繕が分かる本』やNPO法人リニューアル技術開発協会さん『新築現場が知らない知識』は建物全体や部位の構造を物理的部分、成り立ちから掘り下げて修繕することを考える、良い訓練になります!!

 

 

⇒shojiki.setsuyaku.mansion@gmail.com

 

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2026年 7月8日

正直・節約マン(ション)

 小沼

 

※アメーバブログでも、同様の正直節約マンションをテーマにブログを書いています。

最後の方に私の好きなサブカル系音楽等の紹介も付しまして。お時間にゆとりがありますときに。

 

 shojiki-setsuyaku-man55さんのプロフィールページ

 

長期修繕計画案を微調整できるようになるための礎を積み重ねる⑱【露出防水工事と防水の下地処理・管理の視点から修繕工事を考える】+一棟リノベーションの可能性

ブログを拝読頂き、ありがとうございます。

正直・節約マン(ション)小沼です。

 

◇京浜急行線『横須賀中央駅』利用地域にあるマンションの販売活動をさせて頂くことになりました。 その方は、2025年12月に江東区のマンションをご購入頂きました。お引越しをされ、少し落ち着かれた頃にお声掛け頂きました。

 

 リピートしてくださった大変ありがたいお客様です。 

 

 マンションの周辺には、複数の商業モール、大きな公園、総合病院、郵便局、市役所、裁判所などがあり、アップダウンが多い神奈川県のイメージがありましたが、平坦

なので 非常に生活がしやすいところだなぁと、しみじみと思いながら、グルグルを街をしるため、歩いていました。

 

 真っ白な制服を着て、姿勢正しく颯爽と闊歩する学生さん、昔は水平さんと言ったのでしょうか。はたまた ガタイの良いアメリカ海軍さんと思われる方たちと、すれ違いました。

 

 販売活動中のマンションも海まで歩いて10分もかからないくらいの所にあり、漁港であり、軍港の街でした。 途中で立ち寄った軍艦三笠と東郷平八郎さんの銅像のある公園。

 

 そう言えば、著名な若手大臣さんも確か、この地域が母体であったかと。 偶然にも、数日前のネットニュースで、その大臣さん、東南アジアの国のお偉いさんと会合していて、日本に戻る前に『三笠』の模型をプレゼント。

 

 その大臣さん、『覚醒』とか、『近隣の大国に、強気な発言』とか、巷間を賑わせいる様子です。 ある識者からは、このプレゼントを渡す行為は、現在の近隣諸国との関係や紛争地域からの海運ルート、歴史背景も合間見てか『1国の大臣としては、配慮が欠ける』云々とツッコミされていましたね。 


『横須賀中央駅』駅近くに2028~29年くらいにホテルやタワーマンションが、更にできるようです。再開発として、賑わいは続きます。 

 

 でも ご多分に洩れず どこの再開地域でも高齢化少子化の波に、抗えるわけではなく、一時的なにわか盛り上がりはあれども、今後このままでは街は大丈夫なの?というネット記事を見つけました。

 

 横須賀市・三浦半島タウンニュースさんが発信、2023年1月の記事。記者さん先々を見据えたところまで、インタビューしたり、記事を上手くまとめています。分かりやすい記事を書くことは凄いことですし、羨ましいです。 能力、センスであると思います。

 

 横須賀中央地区 進む「まちなか居住」 マンション建設ラッシュ | 横須賀・三浦 | タウンニュース

 

 さぁ書くマインドが盛り上がってきました。

 

 いつも、定期的に引用させてもらい、ありがとうございます!

株式会社不動産経済研究所発行、月刊マンションタイムズ 2026年5月号 7面の記事。

 

 

ノンフィクション作家の山岡さん。最新の著書は、アフガニスタン等 中央アジアのインフラ施設確保に中年期以降の人生を捧げ、銃弾によりお亡くなりになられた仁義と人道を貫いた立派な医師:中村哲さんと取り上げられています。 山岡さんの通底するスタンスやポリシー伺えますね!

 

※マンション関連法の内容に建て替え、敷地売却に加え、『再生の円滑化』すなわち『一棟リノベーション』法制度ができたようです。 今回の記事は、国土交通省も参考にした建築家:青木茂さんが1990年代から取り組んできた「リファイニング建築」の内容です。

 

青木茂さんの活動をサイトで知ることができます。

 

『リファイニング』とは、『古い建物を活かして使用する』こと。

より緻密、細密に定義しますと、『既存建物の耐震性能を建物の軽量化や耐震補強により、現行法レベルまで向上させると共に、既存構造躯体の約8割を再利用し、建て替えの約6~7割の費用で、大胆なデザインの転換や用途変更、設備一新を行う方法』である、と。  

 

 建物全体のリサイクルとでも、言いましょうか。

 

 

※キーワード:新しい法律では、耐震性不足、外壁の剥落、給排水管の著しい劣化等「客観的事由」が確認できるとみなされた場合、『4分の3以上』賛成で、一棟リノベーションができるようになりました、と。

 

現行の法律では同等規模の建物が建てられない、すなわち既存不適格マンションも、解体せずに、躯体をそのまま生かす一棟リノベーションであれば、表面的には何ら問題はありません。  建築費を銀行の融資を受け、行うことも。

 ただし、青木さんが考える留意点。 「既存不適格の範囲内で改修」するとして、その工事内容は、果たして「建築確認申請」が認められるのかどうか、のようです。 そのためには、チェックする側の立場の人も理解、納得できるような検査であり、方法を示すことがポイントになってくる、のでしょう。

 

青木さん福岡県の南部にある八女(やめ)市の朽ちていた老人福祉センターを、2001年3月にリファイニングして再生した経験、実績があるようです。

 

当時の市長であり、現参議院議員の野田国義さんは回想しています。

キラーコメントです。『高齢者だけでなく、幅広い世代、子供たちも利用できる施設』を『少ないお金で、建物を再生』

『高齢者だけでなく、幅広い世代、子供たちも利用できる施設』を『少ないお金で、建物を再生』山岡さんも同調しています。 自治体の公共施設と分譲マンションは同一視できませんが、「多世代」が使える空間を、再生後の建物に盛り込むことは時代のニーズに合っているのでは。

 

 少子高齢化が進むなか、一棟リノベーションで介護系の施設や多世代の交流スペースが生まれたら。 前向きな創造、想像を働かせることができますね!

 

⇨私も同調、便乗させてもらいます。 そのためには、やはり『お金は大事に使用する』ことにも繋がってきます。 大規模修繕工事、長期修繕計画案は、『前向きな一棟リノベーション』を実施するため、それを視野に入れた上で、熟慮して実施したいものです。

 

 次世代で生活していかれる方たちのことを考えましても!

 

 

◇これから示す内容は、私が特に想いを込めて伝えたいことなので、ここ何回かの はてなブログに連続して掲載しますことをご理解くださいませ。

 

 売買仲介の取引において、大規模修繕工事、長期修繕計画案<案であり、あくまでプラン、決定事項ではない>のことについて、どこまで客観的且つ科学的指標で、お客様に寸評コメントができているのか? 自問自答は、つきません。

 

 想い浮かんだワードです。

 

・修繕工事を行なう意味合い。

『美観を良くする』

『機能向上もしくは機能維持』

『日常生活に支障をきたすことを予防、抑制』

『命に別状があると想定される事象を予防、抑制』

 

上記4つのポイントを、どういう内容をいくらの費用で、今 実施しなければならないか、もう少し周期を延ばしたり、仕様変更で費用を抑えられないか。

 

・チェックする立場の人は、どのような観点で見ているのか。

『設計仕様について、深堀りしてる』

『使用する材料の質、用いる工法、もう少しグレードを落とすと費用がいくらになり、

何が懸念されるか、その留意点』

『工事後に大掛かりでない、軽微な不具合が生じたとき、これはアフター保証の対象内かどうかの判断。施工業者への指摘』

 

・大規模修繕工事の実施した際のプロセス、背景はどうであったか?

『もし不具合が生じたら、どう責任を取るのですか?』と理事長もしくは、ごく少数の理事会メンバーに、業者側が攻め込む展開があったか。

 それに対し、理事会、管理組合側も あっさり応じて(屈して)しまったか、他の詳しい所有者、信頼できる専門家に相談し、理事会や管理組合で団結する機運を醸成したか、これも長い目で見たら、とても大事な視点です。

 

等のポイントを押さえた、客観的な寸評コメントができるようになりたいです。

 

 

<ここから、いつものひな型文に戻ります>

タイトルの件です。 大規模修繕工事のことは、一般人には分かりにくく、複雑です。

 

 そこを何とか、自分なりに細分化、嚙み砕いて理解したい想いと、来年2026年9月上旬に行われる(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格「マンション維持修繕技術者」試験の勉強に参考となる。

 

 2つの理由で、書いています。 アメーバブログやはてなブログで、書き始めました。本を写経的に引用させて頂き、自身なりに気付いたことを、寸評的にコメントし、血となり肉となり、いつかはマンション管理士として、皆さんのお役に立てれば、という いきさつです。

 

 引き続き、ありがたくも写経的に引用させて頂きます。2021年4月 (株)セルバ出版 発行、一級建築士、一級建築施工管理技士の資格を持ち、修繕工事会社(株)スマイルユウ 代表 大塚義久さん著書『鉄骨と鉄筋コンクリートの建物修繕がわかる本』 第5章 「屋上防水修繕の必要性」 5節と6節 141~148ページ。

 

▢新築時の屋上防水は、「露出防水」工法と、「保護押さえコンクリート」工法の2パターンがある。

 

▢「保護押さえコンクリート」工法:

・防水層の上に厚さ80mm程度のコンクリートが打設され、太陽の紫外線や熱による劣化を防ぐ。

〇耐久性が15~20年という長さが利点。

△改修工事を行う際、保護コンクリートの上に、伸縮目地の処理をしてから、露出タイプの防水改修を行わなければならない留意点もある。

 

▢「露出防水」:

・アスファルト、シート、樹脂系の3パターン

〇押さえコンクリートを打たないので、建物重量が軽くなり、建物構造施工費用が軽減される。

〇地震の揺れの軽減にも繋がる。

 

▢露出防水の工法に、「全面撤去」と「重ね貼り(オーバーレイ)」の2パターンがある。

 

▢防水工法の基本は『公共建築改修工事標準仕様書』に準じる。

・「新築時の防水仕様の種類」「防水層の撤去・非撤去」「改修工事防水仕様」が定められていて、防水材料メーカーもこの仕様に順じ、工法や仕様を決めて販売する。

あくまで基本仕様であり、実際の防水層の経過年数や劣化状態に応じて「撤去」「非撤去」の判断をすることとなり、この判断には明確な基準はないので、設計者や施工者の判断に委ねることとなる。

 

 そのため、露出防水の改修では、現場の状態を正確に判断して「撤去」「非撤去」を決める必要があり、どちらの仕様にするかで、「工事費用」と「耐久年数」に違いが生じることを理解する。

 

▢「露出防水」の工法の種類と考え方:

・露出防水は材料メーカーのカタログには一般的な期間として「13~15年」と記載されている。防水材の寿命として。 

 

・一般的なので、寿命が限界か、まだ寿命とは言えない場合の2パターンがある。どちらの状態かによって、防水工事の対応が違ってくる。

 

☑ここら辺は、「素人とプロの情報量の違い」「ビジネスが絡んでいる」の2つがまずある。

そして最終的には「ビジネス(工事をする)側の立場は、文句を言われず、お金を手に入れたい。依頼する(管理組合)側、防水材が限界かどうかは客観的な基準がない以上、工事するとなった以上、ある程度信頼して身を委ねるしかできない。であれば、今回の工事ではより長持ちすることができる材料を使い工事をしてもらい、次回の工事周期を延伸させ、長い目でみた防水工事のトータルコストを抑制したいが、最適解」というのが、私の個人的な見解です。

 

 最近は高耐久性の材料があり、その材料を使用することにより、修繕工事の周期を伸ばすことができる事例も知ることができるので。やる仮には、高耐久性材を用い、施工不良無く(場合により瑕疵保険でリスクヘッジし)工事してもらい、次に行う期間を引っ張ることにより、配管、玄関ドア、窓サッシ、電気設備等の工事費用に充当する。

 

 上記の発想、思考法で臨むべし!!

 

☑下地状態のチェックポイント:

※キーワード:防水工事では『既存下地の種類』『用いられている工法』『下地の劣化状態』を確認したうえで、下地処理を行うことを知る。

▢乾燥状態:

△乾燥が完全でないと、防水材の接着不良や浮き、剥離等の原因となり、防水が長持ちしないことに繋がる。

☑専用の水分計で計測し、水分率10%以下であることを確認することが大事。

☑上記以外の手法として、下地表面にビニールテープで四方を固定し、内部に付く、水滴で判断する方法もある。

 

▢下地コンクリートのひび割れ:

☑1mm以上の挙動があるクラックを「構造クラック」と言い、「構造クラック」箇所には、Uカットを施し、ウレタンシーリング処置をする必要がある。

☑コンクリートの打ち継ぎ目地で生じるコールドジョイント箇所には、Uカットした上で、エポキシ樹脂モルタルで平らにならす補修をする。

 

▢不陸の不良:

☑下地面に凹凸があることを「不陸」と言う。「不陸」がある場合、樹脂モルタルで調整を行う。

 

▢全体勾配:

☑一般的な陸屋根と言われる屋上は、最低で100分の1以上の勾配を取るように造られている。 修繕工事を行う際にも、勾配がきちんと確保できているかを確認し、そうでない場合、モルタルを塗り勾配を確保する処置を行う。

 

▢伸縮目地処理:

☑押さえコンクリート防水がされている場合、伸縮目地材を撤去し、バックアップ材を入れ、ウレタンシーリング材を充填し、更に「補強クロステープ」を貼る。

「補強クロステープ」は下地の押さえコンクリートが動いたときに、目地側のコンクリート隅に亀裂が入るの防ぐ効能がある。

☑「補強クロステープ」貼りは、密着工法、通気緩衝工法、どちらの場合でも行う必要あり。

▢ルーフドレン:

☑既存のルーフドレンは錆ている場合がほとんどなので、一度外し、接続箇所に錆止め処理をし、「改修用ドレン」を設置する。

「改修用ドレン」の設置には、専用の「エポキシ変成ウレタン樹脂接着剤」または「シーリング系接着剤」を使用する。

☑接着機能は、防水保証期間と同じ『10年以上の耐久性』が必要となるので、プライマー塗布してから、専用ボンドで接着することが大事。

 

▢季節性:

☑防水材は2成分形タイプがあり、工事をする時期の気温により、「硬化促進タイプ」と「標準タイプ」を使い分ける。

10度以下のときは、「硬化促進タイプ」を、10~30度のときは、「標準タイプ」を使用する。

☑湿度が90%以上の場合、接着不良や膨れが生じる場合があるため、工事を行わないこと。

☑防水材の硬化は、表面から内部に浸透するので、翌日には表面硬化しているが、内面までは硬化していないため重量物を置かないことに注意する。

 

▢膨らみなど、異変現象の3つの要因を知る:

☑その1:新築時がアスファルト押さえ工法で、修繕時に、防水層内部の水分を通気することができない「密着工法」で施工している。

 

☑その2:前回実施が「密着工法」であり、今回の修繕工事のときに「通気緩衝工法」で行った場合、下地の古い防水層の通気処理がされずに膨れが生じる。

 

☑その3:「通気緩衝工法」で工事をしたが、手摺り基礎や立上がり箇所が「密着工法」で施工されていて、その周辺部に雨水が侵入し膨れが生じる。

 

大塚さんの経験則では、膨らみの要因の9割以上が上記の3つによるものとお考えです。

 

☑防水工事の保証には、「免責事項」もある。仕上げ防水層は『下地からの影響を多く受ける』ため、防水工法の選択は、工事に詳しい専門家に相談し、協力体制で判断をすることが無難である。

 

▢塗り重ねでは対処できない防水工事の内容:

☑その1:前回(初回)の下地処理は適切に行われておらず、「下地の目地」や「押さえコンクリートの表面処置」が必要となる場合。

 

☑その2:本来の防水修繕時期が大幅遅れ、塗り重ねができない状態まで、前回処置の防水層が劣化している。

 

☑その3:前回(初回)が工法の選択ミスで、本来「通気緩衝工法」で行わなければならないところを、「密着工法」で行っている場合。

 

大塚さんのお仕事柄(何か不具合が生じると責任の矛先が、全て工事会社に向かってしまう前提)の命題がこのワードに集約されていると思います。

【下地防水の状態がよくても、『既に寿命である』という認識が必要】

 

※著者の大塚さんは修繕工事を生業とされています。 お仕事上のポジショントークが入っていることはやむをざる得ないと、思われます。 

 

 ただし、管理組合側の立場で長期的視点で中立なコメントを擁護的にします、と『防水工は確かに大事だが、他にも配管、窓サッシなどの交換でお金が掛かる』

 

 限られた予算の中で、業者さんが唱える周期で『借入をしないで』工事を行うための方法。 技術開発や企業努力によって『工事費用が安価』になれば、指示通りの周期で工事もできるのですが、に、どうしても落着点はなってしまいます…。

 

 

◎今回の防水工事のチェックポイントが書かれていましたね。 掘り下げて要点をよく理解することに努めましょう!!

 

 

◇定期的に修繕工事の設計や施工のセミナーに参加させてもらったいますNPO法人リニューアル技術開発協会さんが監修する本。 2014年11月 (株)日刊建設通信新聞社 発行 『新築現場が知らない知識-マンション修繕技術者の視点から-』より。

 第3章 章末コラム 「修繕工事を管理の視点から考える」 69ページ。

 

※本のタイトルが『新築現場が知らない知識』です。

新築時に『管理業務のことを、もっと配慮して設計と施工をしてくださいな』との執筆者の想いが綴られています。

 

☑1点目:避難ハッチの設置位置。下階の物干し金物の設置位置が固定されておらず、流動的?との指摘。<避難ハッチが機能しないことも想定されるのでは…。>

 

 

☑2点目:屋上に通じるタラップの設置位置。このケースでは、点検者や作業者自身の身の危険以外に資材や工具の運搬時の飛来や落下の危険性も想定されると、指摘。

 

 

☑3点目:洗濯機置き場の排水口のこと。 雑排水管の清掃時に、居住者と清掃業者で洗濯機が移動できないときはどうするの?があるので、それを想定すると、『排水口側の脇に清掃用具を入れられるスペースを設置』もしくは『かさ上げする架台を設置』など助言をされています。

 

 

☑4点目:廊下の散水栓が設置されていなことの指摘。散水栓は、共用廊下の清掃の際に使用するもの。

 

☑5点目:テレビブースターの単独電源回路の設置に関する指摘事項。テレビブースターの電源が廊下灯や共用コンセント等の回路からとられている場合が多く見受けられる、と。

 

 上記の場合、漏電によりブレーカーが落ちた場合、テレビブースターにも電気がいかず、各戸のテレビが映らない状況に陥ることになるので、『用途ごとに回路確保』をしておきたいところ、と。

 

 

〇修繕工事の現場で仕事をされている方は、自分たちの仕事のこと以外でも、災害時や想定されるトラブルに対し、このような対応策を示してくださったり、新築時の設計段階で改善を投げ掛けてくださることは、ありがたいことですね!

 

 

 座学による知識、情報を植え付け、集積することも、必ずしや意味があり、何かしらの際に役立つと思います。常に何かに関連させられないか、ヒントにならないかをイメージトレーニングする習慣にしたいと思います。

 

◎大塚義久さん『建物の修繕が分かる本』やNPO法人リニューアル技術開発協会さん『新築現場が知らない知識』は建物全体や部位の構造を物理的部分、成り立ちから掘り下げて修繕することを考える、良い訓練になります!!

 

 

⇒shojiki.setsuyaku.mansion@gmail.com

 

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2026年 6月23日

正直・節約マン(ション)

 小沼

 

※アメーバブログでも、同様の正直節約マンションをテーマにブログを書いています。

最後の方に私の好きなサブカル系音楽等の紹介も付しまして。お時間にゆとりがありますときに。

 

 shojiki-setsuyaku-man55さんのプロフィールページ

 

長期修繕計画案を微調整できるようになるための礎を積み重ねる⑰【正しい屋上防水と間違った屋上防水・シーリング③続編】+公財マンション管理センター通信:宅配ボックス設置時の注意点

ブログを拝読頂き、ありがとうございます。

正直・節約マン(ション)小沼です。

 

◇先日は台風により東京も土砂降りでした。結構長い時間 雨が降っていた感覚です。河川の水量もキャパオーバー付近まで迫ったところもあったようです。 エリック・クラプトンも出没する市ヶ谷駅北側の釣り堀り、水没していましたね…( ゚Д゚)( ;∀;)

 


 2026年6月初旬に差し掛かる、15時40分台の空模様。 やけに遠くのレインボーブリッジがクッキリ見えます。 写真を撮り、ダイナミック編集ボタンでクッキリ感 増し増しにしてみましたが、遠くなので虹の橋は どこにあるか分かりにくいですね…。( `ー´)ノ(*´Д`)

 

 家で仕事しています。電話も鳴りません。話し相手もいないので、独り言をよく発しています。 マンネリです。 なので、日々 仕事をしている家のワーキングスペースからの眺めを時間帯を変えたり、スマホの編集ボタンを使ってみたりと、些細な気付きを無理やり 編集作業をしてみています。<実験精神(*´з`)(*_*)>

 

 さぁ書くマインドが盛り上がってきました。

 

 いつも、定期的に引用させてもらい、ありがとうございます!

公財マンション管理センター発行、月刊マンション管理センター通信 2025年12月号 28、29ページ

 

 

※キーワード:宅配ボックス使用に関わる関係者(プレーヤー)に、配達員(送り手)、所有者や賃借人(受け手)、管理する人、何日が経過しても荷物を取らないときの対応等(管理人、理事長など)の3者でしょうか。リアルな生活においては。

 

 それと、これは配達員(送り手)が考えなければならないことに、そのマンションの総戸数、グレード感、車を止めてから宅配ボックスまでの距離、宅配ボックスの収容区画数や大きさなどがあるようです。

 

 暗証番号の間違いは人為的なので、配達員ボケていなければ修正され、きちんと荷物は届くと思われます…。( `ー´)ノ(*´Д`)

 

 不在宅の荷物が宅配ボックスに保管できれば良いですが、そうでないときは応対に苦慮するであろうことは想像できます…。(*_*)

 

※国交省が事務局、有識者会議「ラストマイル配達の効率化等に向けた検討会」と、言葉では堅苦しいですが、配達員さんの苦悩を考えますと真剣に良い方法を模索、追求した方が良いですね。

 

※世帯数(総戸数)ボックス(収容区画)の割合は50%が好ましいとのこと。

100戸で50ボックス、300戸で150ボックス…。あまり見掛けたことがないような気が…。 宅配ボックスの設置場所の確保等 ハードルは高いと思われます。(*_*)('Д')

 

※ボックスの大きさは、日本宅配システムさんが過去の販売製品の利用実績、配送会社との情報交換で得て算出したものであるようです。 情報は宝なり、ですかね。

 

 

※宅配ボックスのメーカーが使用に際して個人情報の登録をするケースもあるが、情報流失リスクがあるため、そのような宅配ボックスはしようしないのが無難。「個人情報」も法律になってしまった以上、時間がもったいない展開に巻き込まれることも想定しなければなりません。 

 

 プライバシー保護の観点では良い法律と思いますが、それ以外では面倒であり、逆手にとり非生産的な応対しなければならないことも考えましょう。

 

 <アメリカさん、何でも便利、合理性を求める傾向にあるような気がしますが、その弊害として物価高など普通人が生活しにくくなっているのかなぁとも。UFCファイターのストックランドさんが日本に来たときのyoutube動画で『アメリカと比べて〇円も安い!』コメントを頻発していたのが、引っ掛かりました…。>

 

※「宅配ボックスの管理不要」を唱えているメーカーのものは使用しない。想定される不具合に故障のまま放置プレイ、ボックスが開かなくするいたずら、子供の閉じ込めなど。

 

※温度管理のこと。ふるさと納税等の普及によりクール便で送られてくる荷物も増加傾向。冷凍冷蔵機能のある宅配ボックスも。→ここまで求めるのは頑張ってお金を貯めて、そういった宅配ボックスがあるマンションを買いましょう…。としかコメントできません。( ;∀;)( ゚Д゚)

※宅配ボックスがあったとしても、管理規約で「想い荷物は置き配できる」ルールを設けるや、オートロック解錠システム<→これは配達員さんに暗証番号を教えることを意味する? 配達員さん性善説で定めるルールですね>など、 有識者さんたちが考えたことのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

〇私が理事長をしているマンション、昨年2025年12月から宅配ボックス設置しました。総戸数に対するボックス数は…。です。 あまり深堀りしていませんが、今のところ、そう懸案事項もなく、機能していると思われます。

 

 あとは、エントランスホールや共用階段に夜間の一定時間は第三者が入れないようにすること、そう膨大な工事費用でなく、助成金の高補助率を受給した耐震診断と改修ですかね。 短中期の課題改善事項としましては。

 

 管理組合でまとまりながら、皆さんで少しずつ課題改善、付加価値創造に取り組んでいる次第です!

 

 

◇これから示す内容は、私が特に想いを込めて伝えたいことなので、ここ何回かの はてなブログに連続して掲載しますことをご理解くださいませ。

 

 売買仲介の取引において、大規模修繕工事、長期修繕計画案<案であり、あくまでプラン、決定事項ではない>のことについて、どこまで客観的且つ科学的指標で、お客様に寸評コメントができているのか? 自問自答は、つきません。

 

 想い浮かんだワードです。

 

・修繕工事を行なう意味合い。

『美観を良くする』

『機能向上もしくは機能維持』

『日常生活に支障をきたすことを予防、抑制』

『命に別状があると想定される事象を予防、抑制』

 

上記4つのポイントを、どういう内容をいくらの費用で、今 実施しなければならないか、もう少し周期を延ばしたり、仕様変更で費用を抑えられないか。

 

・チェックする立場の人は、どのような観点で見ているのか。

『設計仕様について、深堀りしてる』

『使用する材料の質、用いる工法、もう少しグレードを落とすと費用がいくらになり、

何が懸念されるか、その留意点』

『工事後に大掛かりでない、軽微な不具合が生じたとき、これはアフター保証の対象内かどうかの判断。施工業者への指摘』

 

・大規模修繕工事の実施した際のプロセス、背景はどうであったか?

『もし不具合が生じたら、どう責任を取るのですか?』と理事長もしくは、ごく少数の理事会メンバーに、業者側が攻め込む展開があったか。

 それに対し、理事会、管理組合側も あっさり応じて(屈して)しまったか、他の詳しい所有者、信頼できる専門家に相談し、理事会や管理組合で団結する機運を醸成したか、これも長い目で見たら、とても大事な視点です。

 

等のポイントを押さえた、客観的な寸評コメントができるようになりたいです。

 

 

<ここから、いつものひな型文に戻ります>

タイトルの件です。 大規模修繕工事のことは、一般人には分かりにくく、複雑です。

 

 そこを何とか、自分なりに細分化、嚙み砕いて理解したい想いと、来年2026年9月上旬に行われる(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格「マンション維持修繕技術者」試験の勉強に参考となる。

 

 2つの理由で、書いています。 アメーバブログやはてなブログで、書き始めました。本を写経的に引用させて頂き、自身なりに気付いたことを、寸評的にコメントし、血となり肉となり、いつかはマンション管理士として、皆さんのお役に立てれば、という いきさつです。

 

 引き続き、ありがたくも写経的に引用させて頂きます。2021年4月 (株)セルバ出版 発行、一級建築士、一級建築施工管理技士の資格を持ち、修繕工事会社(株)スマイルユウ 代表 大塚義久さん著書『鉄骨と鉄筋コンクリートの建物修繕がわかる本』 第5章 「屋上防水修繕の必要性」 4節 139~141ページ。

 

※大塚さん指摘の防水修繕工事における注意点。<どこの修繕工事会社に依頼、どういう材料や工法で工事するかの前に、その会社の担当(現場代理人)と一緒にチェックしましょう。未然に防ぐために。>

△工事後、再発したときに行う繰り返しの工事費用

△誤った工法で実施したときの全面撤去費用

△下地処理を含めた再度の防水工事費用

 

→→→これは管理組合が負担するもの? 工事会社の施工ミスとして保険金でリカバリーできる瑕疵保険に加入しておくべきであると思います。

 

※現在のマンションの屋上はアスファルト防水押さえ工法が主に採用されていて、15~20年の長期耐用年数があると言われる。<この本は2021年発行ですが、それ以前のマンション(何年以降からかは深堀りしていませんが)も、ほぼアスファルト防水押さえ工法でしょう>

が、大塚さんは予防保全の大切さを唱えています。

 

 大事なのでその部分をそのまま引用。

アスファルト押さえ工法の場合は、新築時の「防水層」が押さえコンクリートの「下」にあるので、その防水層を直接維持修繕できない。そのため、内部の新築時の防水層は、そのままの状態で、表面の押さえコンクリートの「上」から、新たな防水施工を行う。

 

 仮に雨漏りしている場合も同様である。そのため、「上部に施工する新規の防水」は、『完全な水密性を確保する機能を持ちつつ、内部の水分を放出できる構造にする』ことが重要。

 

〇鉄筋コンクリート造マンションは初回のメンテナンス防水工事が重要。

大塚さんが立ち会った築40年目のマンションは、築20年で初回防水工事を実施。

 大塚さんが遭遇した状況。 防水層をはがすと、初回修繕の工法が空気の流通性のない密着工法で行われていて、脱気筒が全く機能しておらず。→→→工法の選択ミス

 

〇通気緩衝工法で行うべきところを、密着工法で行ってしまったときの対処方法:

・部分的な補修を繰り返し行う

・全面的に再度防水改修を行う

かの2択。

 

 どちらがより安全かは言うまでもなく<当然費用も上がるかと(前回防水工事した会社に何も補償はできないのでしょうか?入口段階でお互いに取り決めしておくなど)>

全面的に行うこと。

 

 その補修方法として、膨らみの出ているある程度広い範囲の防水層を撤去し、密着工法から通気緩衝工法に替えて行い、同時に所定の間隔で脱気筒を入れる。

 

△大塚さんがよく見掛ける間違ったやり方:

膨らみの出ている箇所ごとに脱気筒を部分的に入れ、補修工事をしてしまうのは全く無意味。 膨らみが広範囲に広がっているようであれば、全面的にその部分を撤去し、新たな防水工事をすることが必要。

 

⇨⇨⇨この箇所結構大事ですね。 どの修繕工事会社に初回防水工事を任せるか。

 

 きちんと工事を実施してもらうのは勿論ですが、施工ミスが起きた時の見極め、具体的には工事後の経過年数〇年以内は、その会社もしくは保険金が適用される方法で、入念且つ慎重に熟慮してから行うべきですね。 この内容を確認しますと。

  

 防水工事は『日常生活に支障をきたす部分』なので。

 

 

◇定期的に修繕工事の設計や施工のセミナーに参加させてもらったいますNPO法人リニューアル技術開発協会さんが監修する本。 2014年11月 (株)日刊建設通信新聞社 発行 『新築現場が知らない知識-マンション修繕技術者の視点から-』より。

 第3章 13節 シーリング③ 66~68ページ。

 

※このシーリング材の3つ修繕工法については、9月に実施される(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格『マンション維持修繕技術者試験』に問題が出てきます。

 

 過去問だけの文字情報だけで問いの真意(出題者の意図)をイメージすることは、難しいときもあります。でも、こうして図解で見るとよく理解できます。

 

1)再充填工法:

・これは分かりやすく、既存のシーリング材を適切な方法で除去し、新たに同種または違う種類のシーリング材を充填する工法。

☑工事の際の留意点。下地がコンクリートであり、雨掛かり部ではコンクリートのアルカリにより、接着性が低下していることが多いため、できるだけシーリング材を撤去し、溶剤清掃をする必要がある。

 

☑サッシ等の金属部の場合、初期接着性が良ければ経年で接着性が低下することはほとんどないため、既存シーリング材を撤去するときは、被着体にキズをつけ、腐食が発生しないよう、既存シーリング材を1mm程度残す方が良い。

 

シリコーン系の場合、シリコーン系しか接着しないが、『変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン系では、他のシーリング材でも切断面に接着する』ことを理解する。

 

 

 

2)拡幅再充填工法:

・既存の目地幅が不足している場合に、目地幅を拡大して新たに同種または異種のシーリング材を充填する工法。

☑この方法の留意点。工期が長くなり、多額の費用が掛かる。

〇ALC(軽量気泡)パネル等の目地の拡幅に適した工法。

 

 

3)ブリッジ工法:

・既存のシーリング材をそのまま残し、その上に新規のシーリング材ををブリッジ(橋)状に重ねて施工する工法。

〇比較的容易に施工できるので、工期も短く、それに伴い費用も安い!

☑意匠(見栄え)が変わることを管理組合に十分説明することに注意。

〇金属の笠木や方立間の目地、ガラス廻りの目地に適した工法。

 

☑ブリッジ工法時の施工上の留意点。 既存シーリング材と新規シーリング材を『ボンドブレーカー等で縁(ふち)を切り』、新規シーリング材の厚さは『10mm程度確保』する。

 

 

☑施工する前には、3つのシーリング材 修繕方法『性能』『作業環境(騒音・振動)』『意匠(見栄え)の変化の有無』『工期』『費用』の5つの項目の特徴(良し悪し)を管理組合に示し、何に重きを置いているかを確認する。

 

 

☑3つの工法の各項目の特徴(違い)を示し、優先度を照合するのと同時並行で、『目地設計は適切かどうか』『既存シーリング材は除去できるかどうか』『被着体の異常の有無』『目地の拡幅ができるかどうか』も確認し、適切な工法を判断することが大事。

 

 工事する前には、上記の表1と図4のフローチャートを併せて確認し、最適な工法で行うことが重要。

 

 

◎モアベターを追求することが、建築に携わる技術者の使命!!

 

 座学による知識、情報を植え付け、集積することも、必ずしや意味があり、何かしらの際に役立つと思います。常に何かに関連させられないか、ヒントにならないかをイメージトレーニングする習慣にしたいと思います。

 

◎大塚義久さん『建物の修繕が分かる本』やNPO法人リニューアル技術開発協会さん『新築現場が知らない知識』は建物全体や部位の構造を物理的部分、成り立ちから掘り下げて修繕することを考える、良い訓練になります!!

 

 

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2026年 6月8日

正直・節約マン(ション)

 小沼

 

※アメーバブログでも、同様の正直節約マンションをテーマにブログを書いています。

最後の方に私の好きなサブカル系音楽等の紹介も付しまして。お時間にゆとりがありますときに。

 

 shojiki-setsuyaku-man55さんのプロフィールページ

 

長期修繕計画案を微調整できるようになるための礎を積み重ねる⑯【改修用ドレン、一時的な雨漏り・シーリング②続編】+公財マンション管理センター組合の土台を知る便利なツール集

ブログを拝読頂き、ありがとうございます。

正直・節約マン(ション)小沼です。

 

◇2026年5月下旬に差し掛かる、14時40分台の空模様。


椅子の上に膝立ちで、よろめきながらの撮影で、少しひん曲がっていて恐縮です。最高気温29度、最低気温20度とネット天気予報で見ましたが、そうジメジメ感もなく、適度に快適です。

 

 予報では晴れのち雨のようですが、まだ雨の気配はありません。もう少しするとシトシト雨、梅雨前線がやってくる季節になり、それが過ぎると暑くなる。時間が経つのは早いものです。

 

 前回のはてなブログのアップは4月24日(金)。1ヵ月近く経ちます。「私は誰、ここは何処」サボっていた訳でも、記憶喪失になってもいません。

 

 手帳を見てみましょう。4月25日(土)入谷駅、5月2日(土)高田馬場駅と東陽町駅、5日(火)駒込駅、6日(水)京成立石駅とお花茶屋駅、9日(土)京成立石駅とお花茶屋駅、16(土)蔵前駅と門前仲町駅、17(日)東陽町駅、西日暮里駅ほぼ毎週マンションの案内です。

 

 東京の中古マンション相場ここ2、3年前と比べジワジワ上がっています。現場感覚ですと、まだ売り物件は少なく、買い手さんはわんさか湧いてくる状態です。忙しいことは何よりですが、普通の人が普通に生活できるくらいの相場になってもらいたいという想いもあります。

 

 ちなみに移動手段は、8割強が電動自転車、2割弱が電車とタクシーです。23(土)は菊川駅と住吉駅のマンションに電動自転車で行ってきます。<誰も聞いてねぇよ。早く本題に入れよ!と、一人ツッコミ>

 

 さぁ書くマインドが盛り上がってきました。

 

 いつも、定期的に引用させてもらい、ありがとうございます!

公財マンション管理センター発行、月刊マンション管理センター通信 2026年1月号 27、30、31ページ

 

 

〇「マンションみらいネット」年間利用料20,000円でご利用云々とあります。月にならしますと1667円と小数点以下を四捨五入しても、この物価高の世の中では、良心的な金額で、便利なクラウドサービスが利用できます!

マンションみらいネット

 

※色々なマンションの詳細を知ることができ、客観的に判断する材料にもなります。

東京のマンションは140件、登録しています。 ある種のマンションライブラリー(図書館)のようなものですね。

検索結果一覧

 

以下、知っておいて役立つことばかりなので、URLをペタペタと貼らせてもらいます。お時間ありますときに。

マンション防災事例集.indd

 

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長期修繕計画作成・修繕積立金算出サービス|長期修繕計画作成・修繕積立金算出サービス|公益財団法人マンション管理センター

 

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 何か段階と不安な気持ちが煽られているような気も。相手の術中にハマったか。なぁんてことにならないよう平静、泰然自若なスタンスでマンションの防災、耐震化には臨みましょう。!

 

 皆さん身近で、知るべきことを知り(何が自分たちのマンションに必要で、そうでもないのか)、できることからコツコツ修練を積み重ねる努力をすることですかね。パニック状態になることだけは回避!

 

 マンションに住んでいれば、ちゃんとした知識を得て、下準備、対策を練っておけば大地震発生直後に死んでしまうことや、1週間くらいライフライン、食事や水が途絶えたときを乗り越えれば、何とか生きていけると思えます。

 

 あまりにも高額な耐震診断、補強工事に管理組合のお金を使ってしまい、心とお金のゆとりがない日常を生き続けることも精神衛生上 良くないですからね…。 日本の優れてた建築技術や開発力、そして優秀な人が考える『安価でできる段階的なマンションの耐震化』を心より待ち望んでいます!<私だけではないと思いますが!>

 

 

◇これから示す内容は、私が特に想いを込めて伝えたいことなので、ここ何回かの はてなブログに連続して掲載しますことをご理解くださいませ。

 

 売買仲介の取引において、大規模修繕工事、長期修繕計画案<案であり、あくまでプラン、決定事項ではない>のことについて、どこまで客観的且つ科学的指標で、お客様に寸評コメントができているのか? 自問自答は、つきません。

 

 想い浮かんだワードです。

 

・修繕工事を行なう意味合い。

『美観を良くする』

『機能向上もしくは機能維持』

『日常生活に支障をきたすことを予防、抑制』

『命に別状があると想定される事象を予防、抑制』

 

上記4つのポイントを、どういう内容をいくらの費用で、今 実施しなければならないか、もう少し周期を延ばしたり、仕様変更で費用を抑えられないか。

 

・チェックする立場の人は、どのような観点で見ているのか。

『設計仕様について、深堀りしてる』

『使用する材料の質、用いる工法、もう少しグレードを落とすと費用がいくらになり、

何が懸念されるか、その留意点』

『工事後に大掛かりでない、軽微な不具合が生じたとき、これはアフター保証の対象内かどうかの判断。施工業者への指摘』

 

・大規模修繕工事の実施した際のプロセス、背景はどうであったか?

『もし不具合が生じたら、どう責任を取るのですか?』と理事長もしくは、ごく少数の理事会メンバーに、業者側が攻め込む展開があったか。

 それに対し、理事会、管理組合側も あっさり応じて(屈して)しまったか、他の詳しい所有者、信頼できる専門家に相談し、理事会や管理組合で団結する機運を醸成したか、これも長い目で見たら、とても大事な視点です。

 

等のポイントを押さえた、客観的な寸評コメントができるようになりたいです。

 

 

<ここから、いつものひな型文に戻ります>

タイトルの件です。 大規模修繕工事のことは、一般人には分かりにくく、複雑です。

 

 そこを何とか、自分なりに細分化、嚙み砕いて理解したい想いと、来年2026年9月上旬に行われる(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格「マンション維持修繕技術者」試験の勉強に参考となる。

 

 2つの理由で、書いています。 アメーバブログやはてなブログで、書き始めました。本を写経的に引用させて頂き、自身なりに気付いたことを、寸評的にコメントし、血となり肉となり、いつかはマンション管理士として、皆さんのお役に立てれば、という いきさつです。

 

 引き続き、ありがたくも写経的に引用させて頂きます。2021年4月 (株)セルバ出版 発行、一級建築士、一級建築施工管理技士の資格を持ち、修繕工事会社(株)スマイルユウ 代表 大塚義久さん著書『鉄骨と鉄筋コンクリートの建物修繕がわかる本』 第5章 「屋上防水修繕の必要性」 2、3節 134~139ページ。

 

☑ルーフドレンとは、集水部分にある格子状のカバーが付いた雨集水口(あめしゅうすいこう)のこと。形状[タテ型、ヨコ型]、穴径[50~150ø]、材質[鋳物]、防水素材や工法等により違いがある。

 

 ルーフドレンは、防水材と雨どいをつなぐ部材。 水平面で流れてきた雨水を集水しタテどいへと流す役割がある。 雨水は全てルーフドレンに流れてくるので、防水材が正常でも、ルーフドレンが劣化すると雨漏りが生じる可能性がある。 鉄製鋳物でできているので錆が生じ劣化する。

 

 ルーフドレンは、防水層+ルーフドレン+雨どいの3つの部材が接続されている。はじめは3つがきちんと密着しているが、ルーフドレンが錆びると接続部が剝がれ、雨漏りの原因となる。

 

平面部分の防水をしっかり施工していても、防水の端末やルーフドレンを疎かにすると防水性能が劣るとも考えられる。 そこで、劣化したルーフドレン部分を完全に覆いかぶしてしまうのが、『改修用ドレン』である。

 

 『改修用ドレン』は「防水修繕とセット」で行う方がより防水性能が担保できると考えておくこと。 既存防水層のルーフドレン周囲からの雨漏りが、いかに多いかとも考えられる。

 

☑既存のドレンの上に、改修ドレンを取り付け、防水施工を行う。 取り付けの設置方法を誤ると、防水層の浮きや剥離の原因となるため、防水メーカーの仕様書通りに設置する。

 

☑既存ドレンと改修ドレンの口径が適正なものを選び施工をすること。既存の配管内径を測り、10~20mm程度の小さい口径を選ぶことになるが、ドレン外部につなげられている雨どいの形状により、差入れ可能な口径サイズとする必要がある。

 

☑既存ドレンの現況もしっかりと確認する。立上がり面との段差が少しでもあると、そのままの状態の上に設置すると、空隙ができ、完全に密着することができない。 設置前に段差部分を整地し、モルタルで埋めて、改修用ドレンの鉛プレートがなじむ形状に整えてから設置すること。

 

☑既存防水が露出しているシート防水等の場合、シート撤去により既存ドレンのストレーナー[ドレンに枯れ葉等が流れ込まないための格子状の囲い]だけでなく、押さえプレート[ドレン部のシート端末が剝がれないように固定するプレート金物]の撤去も必要となる。

 

 押さえプレートも5mm程度の厚みがあり、そのまま上に改修用ドレンを設置して防水工事をしてしまうと、その厚み部分の勾配が少なくなり、それに伴いドレン周囲の勾配が少なくなってしまうため、水溜まりができてしまうことも生じる。

 

 上記の何点かの留意点を加味しながら、施工不良が生じない、きちんとした改修ドレンの設置工事を行うことが重要である。

 

※建物雨漏りの原因として、建材の劣化や老朽化によるものが考えられる。実際に建物の屋根や外装の修繕を「いつ行うか」、「その判断基準」は、なんであるのか。どういったことを、どういう風に見れば(考えれば)良いのか。

 

5つの時系列に考えられる建物の状態:

①雨漏りなどの症状は発見できないが、時期的にはそろそろで少し早めな時期

②雨漏りなどの症状は発見できないが、時期的にすでに過ぎていて遅めな時期

③雨漏りが過去に発生した箇所があるが、暫く様子を見ていたら雨漏りが止まった

 

④雨漏りが現在発生しており、雨が降る度にすぐにでも対処、工事をしたい

⑤雨漏りが発生してから、かなりの時間が経過していて、すでに手遅れ状態

 

著者の大塚さん、迷わず工事のタイミングは①を推奨。それはそうでしょう。商売が絡んでいますし、劣化が進めば進むほど、工事の難易度が高くなり、工期長くなったり費用がかさむことも考えられます。 純真なる大塚さんの経験則からの想いなのでしょう。

 

<早めに手を打っておけば、施工ミス等も防ぐことができ、顧客である管理組合に工事後文句を言われないという背景も当然考えられるでしょう。劣化度合が進行し過ぎると、過去の方法でも防げないことも想定されますからね。>

 

③「雨漏りが一時的に止まったので、様子を見る」が、かなり危険と、大塚さんのコメントは、何かを物語っていることでしょう。

 

△1度雨漏りが発生した建物は、自然に雨漏りが直ることはない。<大塚さんは断言>

 

 一時的に止まったように感じられるだけで、それは表面的に見えていないだけで、「見えない雨漏り」状態がほどんどで、時間が経過し、再度雨漏りしたときは⑤「すでに手遅れ状態」になってしまう。

 

 一時的に止まったと思われていた雨漏りを大塚さんが深堀りし、箇所や原因を追求したことが言及されています。

 

 △実際には雨が染み込み内部の断熱材や木部が腐食している。継続して雨水を壁内部で吸収していた証である。 

 

 鉄筋コンクリート造で雨漏りを放置すると、壁内部の鉄筋や鉄骨が雨水により錆び、膨張し、侵入した雨水が躯体内部を通りにくくなるので、止まったように見えると解析。

 

 躯体内部の柱・壁・梁・床・天井等内部の鉄筋や鉄骨の錆びが進行してしまうと、建物の構造躯体の修復工事も併せて行うこととなり、大掛かりで高額な修繕工事になってしまい、『もっと早い段階(初回の雨漏り発見時)対応しておけば良かった』と後悔してる管理組合に、直面したことが大塚さんは体験談としてあったのでしょう。

 

 

◇定期的に修繕工事の設計や施工のセミナーに参加させてもらったいますNPO法人リニューアル技術開発協会さんが監修する本。 2014年11月 (株)日刊建設通信新聞社 発行 『新築現場が知らない知識-マンション修繕技術者の視点から-』より。

 第3章 13節 シーリング②の続き 63~65ページ。

 

※キーワード:

塗装や塗膜防水の下にシーリング材が使われる場合、※ノンブリードタイプのポリウレタン系の使用が定着。

 

※ノンブリードとは、シーリング材に含まれる成分(可塑剤等)が表面に滲み出る「ブリード現象」を防ぐ仕様、性能のこと。

 

 しかし、塗装面や防水面、タイル面との接点(接合部分)などについては、「露出になる場合」と「表面に仕上げがくる場合」の2パターンがあり、シーリング材に「何を

使用するか」は、仕上げ材やデザインにより違ってくることを知る。

 

 シーリング材の選定する際、「接着性」「耐久性」「汚染」「ブリード」等の影響も考慮すべきである。

 

〇外部露出仕上げに用いるシーリング目地材は、「金属製建具廻り」には「変成シリコーン系」を、それ以外の箇所には「ポリサルファイド系」を大別して使用する技術者が多い(一般的である)。

 

 上記の根拠は、「材料の復元性」に関する特性により、ムーブメント(挙動)の大きい『金属カーテンウォール目地や金属笠木目地』は『変成シリコーン系』が用いられることが多い。

 

 ただし、「変成シリコーン系」は表面に粘着性が残り、表面へのほこり等の汚れの付着が発生しやすいので、その他の部分では「ポリサルファイド系」を使用すると認識している技術者が多い。 

 

 マンションの「金属建具廻り」等はノンワーキングジョイントなので、「ポリサルファイド系」でも問題はない。

 

 

 

※キーワード:

シーリング材は「ポリサルファイド系」「変成シリコーン系」どちらも仕上げ塗材を汚汚したり、軟化させる。原因はシーリング材の可塑剤の移行。 

 

〇汚れや軟化の対応品として開発されたのが、「アクリルウレタン系」「ポリウレタン系」。今では『ポリサルファイド系』『変成シリコーン系』でもノンブリードタイプがある。

 

 

※キーワード:

☑シーリング材と塗材との適合性は事前確認が必要である。 特に「クリヤー塗材は可塑剤移行を低減させるため」『バリアプライマー』を塗布し、汚れを抑制する。『バリアプライマー』は目地に動き(ムーブメント)があると割れが生じる恐れがあり、適合性に差異があるため、材料メーカーに事前確認することが必要である。

 

 

▢シーリング材の目的:

建物の水密性、気密性の維持する防水材料として開発され、使用されてきた。以前は建物に生じる隙間は、硬い材料で埋めていたが、ワーキングジョイント等でムーブメントに追随できる材料が必要となり開発された。

 

 現在は仕上げ材が複雑化し、周辺材料との適合性やデザインの観点から、美観を損なう不具合が生じてはならない状況となっている。

 

 シーリング材には「耐候性」「耐疲労性」「復元性」「耐汚染性」等、多岐に渡り性能が求められる。

 

 

※上記の写真はPC(プレキャストコンクリート)笠木の目地に入っていた丸型バックアップ材。 どういう現象が生じているかと言うと、シーリング材の厚い部分では動かず、薄い部分のみが動く。 

 

 動きの大きい目地は丸型はダメで、角型バックアップ材を使用し、一定以上の厚さで動くようにしないと、動きを吸収できない。

 

上記は石とステンレスの取り合い部分。 この部分に、非常に厚いバックアップ材が入っていて、シーリング材は1~2mmの薄打ちであった。 シーリング材の「目地の幅や深さ」はJASSや技術指針で規定がある。 

 

 材料を多く使えば良いというものではなく、あまり深く(多く)すると動きに対する追随性がなくなってしまう。

 例えば40mm以上の目地の幅が設定されていないのは、幅が広過ぎると材料が均一に動かないという側面もある。 10~40mmくらいであれば、それなりに動くが、それ以上に目地の幅が広くなると、局所的に動いてしまい、逆に伸びが小さくなる。

 

 『目地の幅や深さは一定にすること』が重要である。

 

〇ワーキングジョイントの『目地の幅、深さの許容範囲』

⇨一般目地のケース 幅(W)は10~40mm、深さ(D)は10~20mm

 

〇ワーキングジョイントの『目地の幅、深さの許容範囲』⇨ガラス廻り目地のケース

は一般目地よりも幅(W)は5~25mmと狭く、深さ(D)は5~16mmと浅い

 

 

△上記はタイル化粧目地のシーリング材。シーリング材の深さはタイルの厚み分しかない悪い事例(目地の深さ不足)。

 

△上記はタイル張付けモルタルが目地にはみ出した状態のままシーリング材を打設していて、目地の深さがタイルの厚みすら確保できていない悪い事例(目地の深さ不足)。

 

△上記はサッシの水切りコーナー部でのポリサルファイド系の剥離、破断。原因としてシーリング材の目地の深さがサッシの厚み3mmしかない悪い事例(目地の深さ不足)。

 

〇上記は修繕工事の際に、ブリッジシーリング工法により十分な目地の幅を確保し、深さも10mm程度にした良い事例(目地の深さを考慮し、幅を改善)

 

 

 座学による知識、情報を植え付け、集積することも、必ずしや意味があり、何かしらの際に役立つと思います。常に何かに関連させられないか、ヒントにならないかをイメージトレーニングする習慣にしたいと思います。

 

◎大塚義久さん『建物の修繕が分かる本』やNPO法人リニューアル技術開発協会さん『新築現場が知らない知識』は建物全体や部位の構造を物理的部分、成り立ちから掘り下げて修繕することを考える、良い訓練になります!!

 

 

⇒shojiki.setsuyaku.mansion@gmail.com

 

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2026年 5月20日

正直・節約マン(ション)

 小沼

 

※アメーバブログでも、同様の正直節約マンションをテーマにブログを書いています。

最後の方に私の好きなサブカル系音楽等の紹介も付しまして。お時間にゆとりがありますときに。

 

 shojiki-setsuyaku-man55さんのプロフィールページ

 

長期修繕計画案を微調整できるようになるための礎を積み重ねる⑮【屋上防水・シーリング②(続き)編】+高経年マンションの対応の処方箋

ブログを拝読頂き、ありがとうございます。

正直・節約マン(ション)小沼です。

 

◇2026年4月下旬、7時20分台の空模様。昨晩はシトシト雨で気温は少し暖かったですが、朝方は少しだけ肌寒いですが、それなに快適な気温です。この季節は過ごしやすいので、良いですね!(*‘∀‘)

 

 いつもはお昼前後の空模様の写真を掲載しているのですが、今日は少し早く起きたので朝方の写真です。 何か違いがあるとすれば、陽の光、空の色、空気の澄み渡りぐらいでしょうか? 

 

 それはそうでしょう。その日の時間帯、天候、気温、湿度、季節によって、見え方も違ってきますからね。 日々何かしらを気づけるアンテナを張っておきたいところです。

 

 ブログ入力に対するマインドも温まってきましたので、頑張っていきましょう!

 

いつも、定期的に引用させてもらい、ありがとうございます!

公財マンション管理センター発行、月刊マンション管理センター通信 2025年12月号 12、14、15ページ。

 こちらの団体さん創立40周年なのですね。記念講演録から。

お話しされる方の面子。そのなかで、横浜市立大学教授 齊藤広子先生。このお方は、『管理組合側の視点』から研究に尽力していると感じられます。

 

 2026年3月 惜しまれつつ大学教授職を退官。退官記念セミナーをZoomで視聴。数多くの関係者や慕う方たちが視聴、お人柄や人望、人徳に感服。

 

 大阪ご出身で、お父さんは建築士、筑波大学卒業後、藤和不動産でマンション販売や企画の仕事を経験し、研究の世界にという経歴。 なるほど、実際にマンションを売ったり、企画からマンションや街造りに関わっていた経験が、現在の研究に結びついているのですね、合点です。

 

 私の家には総務省の地上デジタル放送化された頃から、テレビがありません。ネットさんに尋ねてみましたら2003年12月地デジ化されたのですね。 なのでNHKドラマ「幸せは食べて寝て待て」も知りません。

 

 そのドラマの約45年団地型マンションのシーン「建替えは2000万円かかる」「大規模修繕をしっかりとして長持ちさせよう」も知りません。 でも、こうやってNHKドラマのシーンがあり、高経年マンションに住んでいる方がテレビ放送で『自分ごと(自己防衛)』として考える人が増えていることを知れて良かったです。<小学生の読書感想文のような文面多発でスミマセン( ;∀;)>

 

 高経年マンションをメインに安心、安全、快適に過ごすための4つの法律(仕組み)改正が行われたのですね。

 

A.区分所有法の内容。ルールである管理規約[国土交通省は標準的なものを、アップデートしています]の中身も変更。 具体的には「国内管理人制度」などの義務化。

 

B.マンション管理適正化法。管理組合と管理委託業務の契約を結びビジネスをする相手側 管理会社が不正取引をしないよう規制(仕組み)を設定したのですね。 現在や今後も、より良い仕組みを微調整しながら、つくっていったもらいたいです。

 

 管理組合と管理会社の仲裁役のマンション管理士制度ができたり、行政が管理不全になりつつある物件に、助言、指導、勧告できるようになったりと、こちらも課題改善、解消できるような仕組みが刷新。  「管理計画認定制度」という客観的に管理内容が見える化する仕組みも。

 

B.マンション管理適正化法の続き。

新築時から「管理計画認定」取得できる仕組みや「管理業者管理者(理事長)方式」ができたりと、気のせいか、段々と管理組合側というか、ビジネス団体側が優位にことを勧められる仕組みが多いようなする気が…。

 

<でも、齊藤広子先生 自治体と民間団体が連携して管理組合を支援する 『管理適正化支援法人制度』の仕組みもありますよと、フォローしています。>

 

⇒なので、『自分たちのお金、建物、設備は、自分たちでマネジメントする意識に加えて、責任を持つことが大事(自分ごと真剣に考え)』な世の中が到来しています。

 

 上記を行うためには情報や知識を収集し、人的ネットワークをつくることをしましょう!良質なNPO法人、マンション管理士、保険代理店、設計施工管理会社が探せば、ありますよ!!(*´Д`)(*‘∀‘)

 

C.マンション再生円滑化法。 

建替え以外にも、解消(管理組合を解散し、敷地売却)したり、一棟ごと丸々リノベーション(今後はこちらが増えていくことを予測します)できる仕組みを設定。

 

D.被災マンション法の改正。

災害にあい、機能しなくなったマンションに救いの手を差し伸べる仕組みが刷新。

 

齊藤広子先生のハートに響くコメント『法に基づいて、管理組合が主体となり、しっかり管理すること。 仕組みができても、それをどう自分たちを守るために使いこなすかは、自分たち自身で意識を持ち、責任を持つこと』

 

齊藤広子先生が提案するポイント

Ⅰ.長期的なビジョンを持つこと。 より具体的には100年間それなりに快適に生活できるようにするための計画を立て、微調整をして課題を改善、解決していく。

 

Ⅱ.バリューアップ型(居住価値向上)のメンテナンス(維持修繕)。

 

Ⅲ.専有部分の関与。

これも大事です! 共用部分の維持管理はもちろんですが、生活する専有部分を長きにわたり、快適に生活できるようにする!! これは自分の部屋のことだけではなく、近接する部屋にも関連する意識を持つこと。

 

 具体的に一番留意することは『上の管(水とお湯)』『下の管(雑配管→キッチン、浴室、洗面台、洗濯機と汚水管→トイレ)』がどこを通っているか、どういう材質を使っているかを知ること。

 

 そして、不具合がおき、漏水が生じたときのことをイメージトレーニングし、そうならないよう、きちんと計画し未然に対応を施すこと。 これとても大事!! ほとんどのマンションはタテ管と繋ぎ目(共用部分)とヨコ管(専有部分)は連動しています。

 

<表現を変えますと、自分の部屋が漏水を発生させてしまった場合、どうなるか。

 

 それを防ぐためには共用部分の管だけでなく、専有部分の管のことも考える。仕組みとして、共用部分の管と専有部分の管は管理組合(所有者さん全員)で一体化として考え、責任を持ち、維持管理していきましょう!と、なりましたので。>

 

 高経年マンションでは 上の階と下の階 主には浴室の排水管は床スラブを貫通イコール上下階は運命共同体になっています。物理的な構造において。これもきちんと理解することですね!

 

Ⅳ.マンションの魅力の発信。

マンションの魅力を見える化し、発信。 これはビジネスにも連動してきます。

<売買仲介マンとして、多くのデータを検証していますが、管理費、修繕積立金が高過ぎるとマンションの中古市場価格は安くなる…、です。(誰しもそういったマンションに好んで住みたがらないですからね…。)

もうそろそろ、統計値として公表しても良い時期なのでは。>

 

 私が唱えます『管理組合自身でお金、建物、設備を程々にマネジメントしていき付加価値創造』を長い目で考えましょう、です。 皆さん誰しも、ずっと住んでそこでお亡くなりなるのではなく、売って高齢者施設に引っ越すことも視野に入れましょう!

 

Ⅴ.コミュニティの形成。

災害時は「普段から顔見知りの関係を築いておくことが役立つ」これに尽きますね!

私のマンションでも年に2回、敷地内の清掃や草むしりをしています。それと管理組合以外で自治会でお年寄り向けの行事の打ち合わせしたりと、顔見知り 結構増えました。 

<10年前30代40代の頃は仕事に没頭し、管理組合や自治会に正直 参加していませんでした。数年前から参加し、50代前半となった今現在。 今後の人生や、人生の転換期などを しみじみと考えてしまいますね。

 

馬車馬、遮二無二働くことも大事ですが、人生は長丁場でもありますので…。>

 

Ⅵ.専門家の活用。

上記にも書きましたが、繰り返します。

情報や知識を収集し、人的ネットワークをつくることをしましょう!良質なNPO法人、マンション管理士、保険代理店、設計施工管理会社が探せば、ありますよ!!

(*´Д`)(*‘∀‘)

 

 

◇これから示す内容は、私が特に想いを込めて伝えたいことなので、ここ何回かの はてなブログに連続して掲載しますことをご理解くださいませ。

 

 売買仲介の取引において、大規模修繕工事、長期修繕計画案<案であり、あくまでプラン、決定事項ではない>のことについて、どこまで客観的且つ科学的指標で、お客様に寸評コメントができているのか? 自問自答は、つきません。

 

 想い浮かんだワードです。

 

・修繕工事を行なう意味合い。

『美観を良くする』

『機能向上もしくは機能維持』

『日常生活に支障をきたすことを予防、抑制』

『命に別状があると想定される事象を予防、抑制』

 

上記4つのポイントを、どういう内容をいくらの費用で、今 実施しなければならないか、もう少し周期を延ばしたり、仕様変更で費用を抑えられないか。

 

・チェックする立場の人は、どのような観点で見ているのか。

『設計仕様について、深堀りしてる』

『使用する材料の質、用いる工法、もう少しグレードを落とすと費用がいくらになり、

何が懸念されるか、その留意点』

『工事後に大掛かりでない、軽微な不具合が生じたとき、これはアフター保証の対象内かどうかの判断。施工業者への指摘』

 

・大規模修繕工事の実施した際のプロセス、背景はどうであったか?

『もし不具合が生じたら、どう責任を取るのですか?』と理事長もしくは、ごく少数の理事会メンバーに、業者側が攻め込む展開があったか。

 それに対し、理事会、管理組合側も あっさり応じて(屈して)しまったか、他の詳しい所有者、信頼できる専門家に相談し、理事会や管理組合で団結する機運を醸成したか、これも長い目で見たら、とても大事な視点です。

 

等のポイントを押さえた、客観的な寸評コメントができるようになりたいです。

 

 

<ここから、いつものひな型文に戻ります>

タイトルの件です。 大規模修繕工事のことは、一般人には分かりにくく、複雑です。

 

 そこを何とか、自分なりに細分化、嚙み砕いて理解したい想いと、来年2026年9月上旬に行われる(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格「マンション維持修繕技術者」試験の勉強に参考となる。

 

 2つの理由で、書いています。 アメーバブログやはてなブログで、書き始めました。本を写経的に引用させて頂き、自身なりに気付いたことを、寸評的にコメントし、血となり肉となり、いつかはマンション管理士として、皆さんのお役に立てれば、という いきさつです。

 

 引き続き、ありがたくも写経的に引用させて頂きます。2021年4月 (株)セルバ出版 発行、一級建築士、一級建築施工管理技士の資格を持ち、修繕工事会社(株)スマイルユウ 代表 大塚義久さん著書『鉄骨と鉄筋コンクリートの建物修繕がわかる本』 第5章 「屋上防水修繕の必要性」 1節 130~134ページ。

 

・著者の大塚義久さんはプロとして長らくお仕事をされていますので、現場感覚での指摘なのでしょう。漏水事故を防ぐために。でも、客観的に考え全てが全てのマンションの周期とは考えたくないですし、多少ビジネストークであると解釈いたします。

 

・屋上が外壁と最も違う点は、「水平面」であり、「雨や太陽の熱や紫外線の影響を多く受ける」点である、と。 屋上から1滴でも水分が侵入すれば重力に従い、居室部分である下に流れていく。 よって防水性能に妥協は許されない<という大塚さんのロジック>

 

・大塚さんが現場体験からの提言。

屋根の「防水修繕は簡単でない」こと、「突然の修繕という大きな課題が生じるので、気持ちの準備がなかったことに対する不安感」が管理組合に出てくる。

 不具合の原因、正しい対応の仕方、屋上防水の必要性の観点から、大塚さんは解説。

 

・12年はあくまで防水寿命のひとつの目安期間であり、既存防水の劣化が進行する前の段階、10年くらいで防水修繕をすべき。<お金にゆとりがあれば良いのですが…。>

 

・屋根以外の箇所は2重の防水層構造となっているが、屋上だけが単層の防水層のみである、と。よって防水層が劣化し、機能低下すると即 雨漏りにつながってしまうというロジック。

 

<分からなくもないですが…。どのマンションも雨漏り頻発している?訳ではない。全部が10年毎ごとに防水層修繕している訳でない。この事実を鑑み、チェックポイントを深堀りしたいところですね。>

 

※何パターンかの屋上防水に種類と工法あり、その留意点

▢アスファルト防水+押えコンクリート工法:

・防水層の上に保護コンクリートがあるため、防水層の状態を実際に目視確認ができない。保護コンクリートは、アスファルト防水層を太陽の熱や紫外線、歩行や作業時の衝撃から保護(守ってくれる)する役割を果たす。

 

 この種類の場合、押えコンクリートの上に下地処理、その上に防水工事を行う。下地の目地、コンクリートの影響を受けやすいので、細心の注意が必要。

 

▢シート防水:

張り合わせ部の接着機能の低下や、下地との密着性能の劣化により防水機能はなくなる。この工法は露出工法とする場合が多く、防水層の状態を目視確認できる。

13~15年が一般的な耐用年数であり、劣化したシートを撤去し、新たなシートを張る。

 

▢ウレタン塗膜防水(近年、一番多く採用されている):

・メンテナンス性に優れている〇 施工の際、液状のウレタン材を塗れるため、シームレスで継ぎ目のない防水層を形成できる〇ため、屋上の形状が複雑な建物や、設備機器類の架台などの障害物が多い建物にフィットする工法。

 

 さらに、適正な下地処理をした上に施工すること(重ね塗り)で、次回の防水層を撤去しせずに既存防水層の上に塗り増しもでき、経済的も良し◎。

 

▢塗膜防水工法は、防水表層にトップコートというコーティングを施す。トップコートにより耐久性や性能に違いがあり、防水材の耐久性にも連動する。

※トップコートの種類と性能(効能)

・アクリルトップコート(耐久性5年):5年ごとにトップコートの塗り替えが必要

・シリコントップコート(耐久性8年):8年ごとにトップコートの塗り替えが必要

・フッ素トップコート(耐久性10年):10年間メンテナンスフリー

 

・アクリルサーモトップコート(耐久性5年+遮熱):5年ごとにトップコートの塗り替えが必要

・フッ素サーモトップコート(耐久性10年+遮熱):10年間メンテナンスフリー

大塚さんお勧めは、フッ素サーモトップコートとのこと。

 

▢トップコートに遮熱機能があるため、下地内部のアスファルト防水の温度上昇による伸び縮みが少なく、防水層の劣化を最小限に抑えることができる。また、押えコンクリートの動きも最小限にすることができ、修繕の防水層への影響が限りなく少なく、防水層も長持ちする。

 

<上記が大塚さんの本音でしょう。 お金のゆとりがあれば費用は高くなりますが、高性能トップコートを使用してください、と。 大塚さんの仕事も大変です。漏水事故が起きたら、槍玉にあげられる訳であり。できるだけ、それを回避したい心理もあることでしょう。>

 

※工法を選ぶポイント

防水修繕は現在使用されている素材や工法等から、ある程度適している工法を選択する。選択肢がそう沢山あるのではない。

 

▢工法選びの選択ミスをしてしまうと、工事費用の無駄な支出以外にも、雨漏りが直らないこともあるので、素材と工法選びは慎重且つ入念に行うこと。

 

▢現在使用されている防水素材の耐用年数は10年くらいのため、定期的な防水メンテナンスを行う前提に工法を検討する。言い換えれば、次回のメンテナンスをする時期を見据えた上で、素材や工法を選ぶことが重要となる。

 

 

◇定期的に修繕工事の設計や施工のセミナーに参加させてもらったいますNPO法人リニューアル技術開発協会さんが監修する本。 2014年11月 (株)日刊建設通信新聞社 発行 『新築現場が知らない知識―マンション修繕技術者の視点から―』より。

 第3章 13節 シーリング② 62、63ページ。

 

▢シーリング材の特徴:

・2成分形と1成分形の2つの種類がある。

2成分形はシーリング材施工の専門会社が使用する。色々な建築部材に接着させるため、※プライマーを使うことを前提としていため、製品に自着生(部材に接着する性質)がなく、プライマー塗布量が不足していると剝離することもある。

 

※プライマー→下地や塗装(下塗り材)において、その後に塗る塗料の密着性を高め、表面を滑らかに整える下地処理剤。

 

1成分形は、ガラス、電気、塗装など、様々な工事会社が使用するため、製品自体に接着する性能を持たせているものが多い。

 

 新築現場は大半が2成分形が使用される。そのため、プライマー塗布量不足が無いこと確認した上で施工することが大事である。 

 

 プライマーは刷毛(はけ)で塗布されるため、目地の奥や下側は塗りやすいが、△上側は塗りにくく、十分な塗布量が確保されにくい。 プライマーにより塗布面は濡れ色となるので、目視確認できる。

 

 △プライマーが十分に塗布されていない場合、シーリング材が接着不良により剝離してしまう箇所が発生することもある。

 

 

 

☑コンクリートとの接着部分の留意点:

雨に濡れるとプライマー、シーリング材共に接着しない。それを防ぐため、シーリング材が接着する目安として、養生テープを貼り付け、簡単に剥がれないを確認した上で施工すること。

 

 シーリング材の性能が向上しても、接着力を確保できなければ効果は発揮されないので、接着力を確保するための「下地状況の確認」や「プライマーの塗布状況の確認」をきちんとした上で施工する。

 

☑シリコーン系を使用するときの留意点:

シリコーン系の代表的な不具合は汚れである。汚れの原因は低分子量の未反応物質で、シリコーン系は、この物質が多く含まれている。

 

▢シリコーン系の汚れ対策:

定期的なクリーニングが行われるガラス廻り以外の目地には、他のシーリング材を使用することも検討する。 汚れが頻発するのは、交通渋滞が多発する地域が顕著であり、逆に交通量の少ない地域では、15年経過後も汚れていないこともある。

 

 交通量が多い地域のマンションは、施工直後に汚れ防止材を塗布してみるも、表面の塗膜が固く、建物の動き(ムーブメント)表面が割れて汚れが生じてしまい、結局はクリーニングを実施した事例もある。<汚れン防止材の効果は無く、結局は余分な工事費用を使う羽目に>

 

 

シリコーン系シーリング材は耐水性に優れ、また、量販店で1成分形が購入しやすいこと等の事情により、建築現場でも多く使用されるが、原則「ガラス廻り以外の外部露出部分には使用しない」とした方が良い。

 

☑シリコーン系材料を使用している箇所の修繕工事現場での留意点:

 タイル目地の足場つなぎや、手摺りの根本、換気口廻り等の箇所に使用されているシリコーン系材料が使用されているときは注意が必要である。 雨掛かりが無ければ、シーリング材表面に汚れが付着しているだけで済むが、雨掛かり部分は汚れが流れて問題となる。

 

 クリーニング方法は「中性洗剤による水洗い」が一般的であるが、タイル目地等に入った汚れは中々取れず、根気よく洗い流すしか方法はない。

 

 ガラス廻りには「シリル化アクリレート系」、金属廻りには「変成シリコーン系」のクリヤーがあり、それらの材料を使用するべきである(シリコーン系材料は使用しない)

 

☑シリコーン系材料を撤去、打替えをするときに考慮すること:

 基本、シリコーン系にはシリコーン系しか接着しない。

ただし、カッターで撤去したあと、研磨して下地を出せば、仮にシリコーンが多く残っていても、新規シーリング材は施工できる。 施工前に付着力試験で確認してから行う工法もあることを念頭に置くこと。

 

 

 

 

☑塗装や塗膜防水の下にシーリング材が使われるときの留意点:

基本、ノンブリードタイプのポリウレタン系を使用することが定着していた。しかし、塗装面や防水面、タイル面との接点等については、露出する場合と、表面に仕上げがくる場合があり、シーリング材に何を使うかは仕上げ材やデザインによっても変わってくる。

 

 塗装や塗膜防水の下に使用するシーリング材に「どの材料」を使用するかは、デザインのこと以外に 接着性、耐久性、汚染、ブリード等による仕上げ材への影響のことも考慮し選ぶことが大事である。

 

☑ポリウレタン系シーリング材を使用する場合の留意点:

現在は『適材適所表』を基に材料を選んでいるが、以前はタイル目地等の露出部で使用され、表面のひび割れ、チョーキング等耐候性に問題があることが発覚した。

 

 その教訓から現在ではポリウレタン系シーリング材を使用する場合、表面塗装(トップコート塗布)することが前提となっている。

 

 ポリウレタン系は軟化したり、溶けたりすることもある。 それに伴い雨水とコンクリート成分のアルカリが一緒になって作用すると、加水分解を起こすことも考慮するべきである。

 

 

このテーマの続きは次回に。

 

 

 座学による知識、情報を植え付け、集積することも、必ずしや意味があり、何かしらの際に役立つと思います。常に何かに関連させられないか、ヒントにならないかをイメージトレーニングする習慣にしたいと思います。

 

◎大塚義久さん『建物の修繕が分かる本』やNPO法人リニューアル技術開発協会さん『新築現場が知らない知識』は建物全体や部位の構造を物理的部分、成り立ちから掘り下げて修繕することを考える、良い訓練になります!!

 

 

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2026年4月24日

正直・節約マン(ション)

 小沼

 

※アメーバブログでも、同様の正直節約マンションをテーマにブログを書いています。

最後の方に私の好きなサブカル系音楽等の紹介も付しまして。お時間にゆとりがありますときに。

 

 shojiki-setsuyaku-man55さんのプロフィールページ

 

長期修繕計画案を微調整できるようになるための礎を積み重ねる⑭【コールドジョイント・シーリング①(続き)編】+団地がコンサルと協業し自主的建て替え事例

ブログを拝読頂き、ありがとうございます。

正直・節約マン(ション)小沼です。

 

◇亀を2匹、飼っています。2003年3月に、門前仲町の家に引っ越してきて、記憶ですとすぐに飼ったと思います。23年間飼うと大分 大きくなります。

 

 1年間のうち寒い時期は餌をあげなくても大半はじっとしていて、少し動きます。温暖化の影響もあり1年の中でも亀の活動する時期も長くなっているような気がします。

 

 いつもは、じっとしているか、固まっているか、首をすくめている黒色の亀が今日は活発です。亀は鳴き声を発しないのですが、何かを訴えいる感じです。 

 

 「腹が減ったので、餌をくれ」「水が汚れてきたので、取替えてくれ」の二択と思っていたのですが、「日向ぼっこをさせてくれ」もあるかな、と思い 窓際に亀の家を移動。

 

 霞がかった小春日和。 亀も快適であれば、寒がりである私も快適です。 何が嬉しいと言えば電気ストーブをつけなくても良いので電気代が浮くことです。

 

 4月5月6月は過ごしやすくて良いですね。 寒くもなく、暑くもなく、着る服の枚数も適度で、そして何よりもも電気代がかからない。懐具合を気にしない季節は精神的にも高揚しますね! (*´Д`)(*‘∀‘)

 新宿区新宿1丁目 (株)不動産経済研究所が発行 月刊マンションタイムズ 2026年1月号 7面の記事。

要旨は都心部でなく『郊外』であったこと、大手不動産会社が関与せず<立地から乗り気な会社がなかったのでしょう>、建替え組合(管理組合の延長線上の団体)と少数精鋭の建替えコンサル会社と協力し『自主的に実施』

 そして、建替えに際し、『幾分かを資金を自己負担』した点が、前例として見られなかったこと。

 

・キーワード:各区分所有者が各自で判断する「誘導しない団地再生」

⇨最近の建て替え事例は建築材料費、人件費それは つまりストレートな言い方をしますと営利企業の利益が乗っかって、高額な資金負担を強いられる状況になっている現場が多々あることを耳にします。

 

 中野駅前のサンプラザはマンションの建て替え事例ではありませんが、あまりにも建築コストが上がり過ぎて、建てた後の採算が見込めない展開となり、計画がとん挫。

 

 駅前の再開発しかり、新築マンションや中古マンションの高騰は若い世代を苦しめ、建て替えになると、今度は高齢者とそれを受け継ぐ親族を困惑させる。

 

 冷静に考えると、高額なお金は『利益』であり、『その利益の恩恵にあずかれる人は至極 人に握り』 情報共有がしやすくなっていく世の中、多数の普通の人たちの『興醒め度数』が日に日に増していると感じるのは私だけでしょか?( ;∀;)( ゚Д゚)( `ー´)ノ

 

桜台団地は建替え後は『プロミライズ青葉台』となったことから、横浜市青葉区の団地なのでしょう。 1967年築[現在であれば築59年目]4階建なので、恐らくエレーベーター無し<高齢者はシンドイ>一つの敷地に18棟 総戸数456戸の団地。

 

 建て替えの検討は20年くらい前の2004年にスタート。紆余曲折を経ながら、2019年に建替組合が設立し、最終的に5階建 761戸<305戸の余剰住戸分が出たのですね。その住戸分を売却し、ある程度の資金が建替え組合に分配されたのでしょう>に再生化。

 

 建替えコンサルとして機能を担ったのは、横浜市住宅供給公社<なるほどですね。公社であれば、営利企業と比べれば利益にガツガツしていないので合点です>と、URリンケージという会社。

 

 建て替え検討スタート時(2004年)はデベロッパーが参画していたが、リーマンショックの影響を受け2009年に撤退。

 

 で、どういったことが生じたか。 「無償で新しい建物に移れるなら(都合の良い独善的解釈)」『デベロッパーに任せておけば良い(他力本願)』が計画とん挫<というか、デベロッパーの撤退>により、建替え組合の構成員のたちが混乱し、意思統一するはずが、想いが分断されてしまったとのこと。

 

 それではいかん、となり、そこで得たことを教訓に『まずは自らのこと(自分ごと)として、団地の将来のことをきめていけるモード』に態勢や意識を変化し、再出発。建替えと修繕を同時並行で検討しつつも、『メンバー全体で意思決定』を行う姿勢が芽生える展開に。 

 

 新たに「建替え検討委員会」を設置したり、建替えや修繕のパートナーとなるコンサル会社へ『適正な価格での業務委託する』という新しい行動をされた、と。

 

 全体での意思決定をするために、具体的に用いた手法は、『回収率の高いアンケート』『出席率の高い会合』を重要視し、『メンバー積極的に参加を促す広報活動』 

それが456戸のうち棄権者7戸<0.0153%ですからね、ほぼ全員合意と言えるでしょう>だけであったと回想。

 

ここからは含蓄に富み、冷静且つ深く考えさせられるキーワードを、そのまま引用させて頂きたく。

☑自己負担金が必要な建替えは、一人ひとりの懐具合と、その後の生活設計が重要。建替えしたらメリットがあるという表層的な合意形成では通用しない。 この建替えは「解散と再出発」であり、全員が一緒に乗れる船ではないことをシビアに捉えておかなければならない。

☑建替えのメリットとデメリットを明確に示し、メンバーが自らの判断で選択できる環境を整えることが重要。 コンサルタントが、自分たちの利益追求ではなく、各メンバーたちの考えに寄り添って、建替えに誘導せずにサポートしてくれたことも大きい。判断に必要な情報を提示してくれた。

 

⇨建替え組合のメンバー(文面では各区分所有者)自身による意思決定と、その判断を支援する体制づくりが大事である。

 

 ウーン。これだけの大所帯、戸数465戸であり、1967年に建てられた建物から想定するに、恐らく50、60、70代であろう世代が中心となる訳ですからね。

 「建替えに誘導せずにサポート」や「判断に必要な情報を提示」が、胸に染み込んできますね。

 

 

◇これから示す内容は、私が特に想いを込めて伝えたいことなので、ここ何回かの はてなブログに連続して掲載しますことをご理解くださいませ。

 

 売買仲介の取引において、大規模修繕工事、長期修繕計画案<案であり、あくまでプラン、決定事項ではない>のことについて、どこまで客観的且つ科学的指標で、お客様に寸評コメントができているのか? 自問自答は、つきません。

 

 想い浮かんだワードです。

 

・修繕工事を行なう意味合い。

『美観を良くする』

『機能向上もしくは機能維持』

『日常生活に支障をきたすことを予防、抑制』

『命に別状があると想定される事象を予防、抑制』

 

上記4つのポイントを、どういう内容をいくらの費用で、今 実施しなければならないか、もう少し周期を延ばしたり、仕様変更で費用を抑えられないか。

 

・チェックする立場の人は、どのような観点で見ているのか。

『設計仕様について、深堀りしてる』

『使用する材料の質、用いる工法、もう少しグレードを落とすと費用がいくらになり、

何が懸念されるか、その留意点』

『工事後に大掛かりでない、軽微な不具合が生じたとき、これはアフター保証の対象内かどうかの判断。施工業者への指摘』

 

・大規模修繕工事の実施した際のプロセス、背景はどうであったか?

『もし不具合が生じたら、どう責任を取るのですか?』と理事長もしくは、ごく少数の理事会メンバーに、業者側が攻め込む展開があったか。

 それに対し、理事会、管理組合側も あっさり応じて(屈して)しまったか、他の詳しい所有者、信頼できる専門家に相談し、理事会や管理組合で団結する機運を醸成したか、これも長い目で見たら、とても大事な視点です。

 

等のポイントを押さえた、客観的な寸評コメントができるようになりたいです。

 

 <ここから、いつものひな型文に戻ります>

タイトルの件です。 大規模修繕工事のことは、一般人には分かりにくく、複雑です。

 

 そこを何とか、自分なりに細分化、嚙み砕いて理解したい想いと、来年2026年9月上旬に行われる(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格「マンション維持修繕技術者」試験の勉強に参考となる。

 

 2つの理由で、書いています。 アメーバブログやはてなブログで、書き始めました。本を写経的に引用させて頂き、自身なりに気付いたことを、寸評的にコメントし、血となり肉となり、いつかはマンション管理士として、皆さんのお役に立てれば、という いきさつです。

 

 引き続き、ありがたくも写経的に引用させて頂きます。2021年4月 (株)セルバ出版 発行、一級建築士、一級建築施工管理技士の資格を持ち、修繕工事会社(株)スマイルユウ 代表 大塚義久さん著書『鉄骨と鉄筋コンクリートの建物修繕がわかる本』 第4章 「鉄筋コンクリート造の建物の特徴」 4節 126~128ページ。

 

キーワード:建物には様々な繋ぎ目があり、その部分が、直接雨漏りの原因となることもある。 繋ぎ目は、表面の仕上げ建材の繋ぎ目と、建物構造体の繋ぎ目に分けられる。(全ての建物に該当する訳ではない) 

 

一般的に、各階ごとの打継ぎは、コンクリートの打設日が違う各階ごとに、約2~3週間程度の期間の違いがあるとされる。各階を別々に造るので、防水性能として このプロセスは適正な防水処理をするうえで、考慮に入れなければならない。

 

 コンクリート打設では、当日の間で打ち込みの時間を分け作業を進めるため、「コンクリートが半固まり状態」で打ち継がれている。

 

 コンクリートの打ち込みは、階高3m程度の型枠内に上階のスラブ床からコンクリートを枠内部に流し込む。 

流し込みの手順として

A.はじめに根元周りの壁の3分の1程度の高さまでを全体的に流し込み

B.打ち込みはじめから2~3時間程度経ってから、2回目の打ち込みを壁の3分の2程度の梁下まで全体を打ち込む

C.ある程度の時間経過後に、枠内のスラブまで打ち込み、躯体コンクリート打ち込みが完了する。

 

 1日のコンクリート打設の間にできる「継ぎ目」を、『コールドジョイント』という。 全ての『コールドジョイント』が、防水性能が低いとまで言わないが、「△時間経過が長く」、「△次のコンクリート打ち込み時に十分な振動を加えることができない」という2つが重なると、「△目に見えない隙間」が発生する。

 

 建物が完成すると『コールドジョイント』は表面的に見えなくなるため、各階の打継ぎ目地のように、明確な防水処理が行われないこととなる部分と言える。

 

 『コールドジョイント』は、

〇コンクリート打ち込み時に適正な処理を行えば、雨漏りの危険はないが、

△突き固めが甘く、隙間や接着不良を起こしていると、建物の経年劣化に伴い雨漏りを起こす危険性はある。

 

 本来は入らないような箇所にクラックが生じたり、継ぎ目があるようであれば、『コールドジョイント』の可能性もあるので、外壁修繕をする際に、Uカットシーリングなどのクラック処理を施し、雨漏り対策をした方が良い。

 

 建物は複雑な形をしているため、窓開口や階段、バルコニー手摺りなど、型枠を組み立てる階段でも、型枠中間で開口を開けなければ、コンクリートを打ち込むことをできない箇所も存在する。

 

 開口になっている部分は、コンクリートがある程度固まって、圧力をかけても噴出しない安定した形になってから上部コンクリートの打ち込み作業に入るため、時間差が生じ、目に見えない『コールドジョイント』となってしまう箇所であることを意識する。

 

 理想的には最下階から最上階まで、一気にコンクリートを打ち込めば『コールドジョイント』も発生しないので漏水リスクも制御するこもできるのだげが、現実的に考えると、現場では枠型の締固めや、固定強度の関係で(最下階から最上階まで、一気にコンクリートを打ち込むこと)は難しい。

 

◇定期的に修繕工事の設計や施工のセミナーに参加させてもらったいますNPO法人リニューアル技術開発協会さんが監修する本。 2014年11月 (株)日刊建設通信新聞社 発行 『新築現場が知らない知識―マンション修繕技術者の視点から―』より。

 第3章 12節 シーリング①の続き 59~61ページ。

前回の最後の部分を再掲載。

『新築工事でシーリング材を施す目地の設計、施工上の確認や、問題点を検討するにあたり必要な事項とチェックポイント』表が3ページ分あります。その表で気に止めた箇所やキーワードを写経的に引用を試みます。

 

①共通事項、仕様書、請負形態、発注形態、防水保証

☑不定形シーリング材の「使用範囲」「材種」「メーカー」等の記入があるかを確認。

☑シーリング工事に関する「特記」の有無、「該当する標準仕様書」の有無を確認。

 

☑請負形態により施工者が混在する場合の有無の確認。

例)建築工事と設備工事の請負者が違う場合など。

☑施工者間の「取合い部分の施工区分」「材種」「施工手順」の確認。

 

☑元請業者から発注先(シーリング施工業者)が「複数」となる場合、「取合い部分の調整」が必要。

☑協力会社間の「接点部分の責任範囲、施工手順」の確認。

 

☑シーリング工事に関する「防水保証の内容」「保証年限」などの条件を確認。

☑「保証の範囲や年限」の確認。

 

②シーリング材の種類、品質

☑シーリング材には使用目的により多数の材種が用意されているが、シーリング材が施される「目地の部位、場所、目地を構成する材料」「ムーブメント(挙動)の有無」により、最適な材料を選択しているかを確認。

☑標準仕様書、特記仕様書または詳細図に「各部位ごとの材種」が記入されているか確認。

☑適切な組合せになっているかを確認。

☑相性の悪い組合せはないかを確認。

 

③層間変位、追随性能

☑建物が地震の影響を受けて、目地が幅、長さ、垂直方向にずれる動き(ムーブメント)に対し、そこに施されるシーリング材が追随し、剥離や破断を生じないで共に動くことができるか確認。

☑特記仕様書に耐震性能の基準が定められているか。記述がなければ、設計者に確認。層間変位の目安は別表第1(一番最後に掲載)で確認。

 

④温度、ムーブメント

☑建築部材の温度が変化すると、その熱膨張率に応じて部材は伸縮する。そのときは、部材のジョイントのシーリング材には圧縮または引張力が作用する。この圧縮や引張力はシーリング材の耐久性に悪影響を与え、剝離や破断の原因となる。

 

 材料の種類、線膨張率、色調、温度差、部材の長さが温度ムーブメントの大きさを左右する。これらの条件を考慮し、温度ムーブメントに関わる目地設計を行っているか確認。

 

☑金属カーテンウォール、金属製外装パネル、金属建具、金属笠木などの有無を確認。

これらの材料の「材質」「最大長さ」「色調」を確認。

☑アルミ笠木などで「3mを超えるものはないか」を確認。

⑤目地としての耐用年数

☑「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」でいう「雨水の侵入を防止する部分」には、外部目地すべてが関係するので、設計図書でその位置を確認。

☑設計図書の耐用年数などに部位ごとの目地としての期待耐用年数の規定があるか確認。

 

⑥目地寸法、形状

☑あらゆる目地に対し、施工されるシーリング材が十分な性能を発揮できる「目地幅」「目地深さ」になっているかを確認。

☑各部位で「適正な断面形状」を確認。

☑(1)ワーキングジョイント(2面接着)

 (一般目地)W=10~40mm

       D=10~200mm

 (2)ノンワーキングジョイント(3面接着)

 (一般目地)W=10~40mm

 (ガラス目地)最小W=5mm

 

⑦ワーキングジョイントあるいはノンワーキングジョイント

☑あらゆる目地に対し、発注する「ムーブメントの種類」が「各部位で適正になっているか」を確認。

☑「各部位で適正な寸法」の「断面形状を確保」しているか確認。

☑(1)ワーキングジョイント(2面接着)

 A.温度ムーブメント

 B.層間変位ムーブメント

 C.風による部位のたわみ

 D.湿気ムーブメント

 (2)ノンワーキングジョイント(3面接着)

 ムーブメントが小さいか、または生じないかを確認。

 

⑧施工性

☑シーリング材が必要な部位において、その場所の「納まり」「向き」「その他の部位との位置関係」により「シーリング材の充填が不可能になる」ことを理解する。

☑各階平面図、矩計図、詳細図などからシーリング部分と柱、梁、その他の躯体および仕上げとの取合いを確認し、施工可能かどうかを確認。

☑シーリング材を施工する「場所」「向き」によって他の部位との「位置関係」を確認。

 

⑨排水経路

☑シーリング材による防水はワーキングジョイントの場合、「それ自体(1次シール)で完全に止水できるケースは少ない」1次シールの「内側に雨水が侵入した場合でも排水する納まりがあるか」を確認。

☑笠木、カーテンウォール、既成板外壁などの排水経路の確認および他の部位との取合い部分の排水経路の整合を確認。

☑設計図書では他の部位との取合いは記載されていないことが多いことに留意する。

 

⑩防火、耐火性の確認

☑建物階層により壁材に要求される防耐火性能が異なることを知る。

▢延焼の恐れのある特定防火設備のガラスシール

▢複合耐火における柱、梁接合部の目地シール

▢層間区画に接する外壁材のジョイントシール

等により防耐火性能が異なる

☑特定防火設備のガラス廻りには、指定のシーリング材を使用しなければならない。

▢複合耐火で認定を受けた柱、梁接合部の目地に耐火シーリング材を使用する場合は、認定されたシーリング材を選定すること。

⑪汚染対策

☑耐久性のみで考えてシリコーン系シーリング材をを多用すると、シーリング汚染が大きくなり、建物美観を損なう。

☑シーリング材に直接雨水があたったり、シーリング材にあたった雨水が外装表面に流出するような水切り形状であったりすると、シーリング汚染が大きくなることを知る。

 

☑外壁目地にシリコーン系シーリング材を使用する場合は汚染に対する配慮が必要。

☑仕様書にシリコーン系が指定されている部位については、その必要性を『適材適所表』で確認する。

 A.アクリル板、ポリカーポネイト板など

 B.ノックダウン方式カーテンウォール部材の接合部分

☑設備機器など他業種にからむ目地部のシーリング材「種別」および「納まり」を確認。

 

⑫シーリング材表面の塗装の有無

☑シーリング表面に仕上げ塗装を施す場合、仕上げ塗材とシーリング材の組合せによっては「変色」「剥離」「硬化不良」「軟化」等が生じる場合があることを知る。

☑ALC、GRC、押出しセメント板、RC壁などで仕上げ塗材があり、シーリング材との適合性をメーカーに確認する。

 

⑬シーリング材と被着体の接着

☑シーリング材と被着体の組合せによっては、被着しにく材料があることを知る。

☑被着体がフッ素塗装、アルミの電着塗装、ステンレスクリア塗装、CFRC、VFRC、鉛丹錆止め塗料、溶融亜鉛メッキの場合、同じ種類の被着体でもメーカーなどにより被着体が異なる場合があるので、被着性確認のため、簡易接着試験を行うこと。

 

⑭シーリング材の打継ぎ

☑異種シーリング材を打継ぐと、組合せによっては接着不良やシーリング材の硬化不良等が生じる可能性があることを知る。

☑工場シール(先打ちシール)の有無を確認。

☑シーリング材の打継ぎ箇所の有無を確認。

☑同種のシーリング材でもメーカーの違いで、接着強さを確保できない場合もある。また、変成シリコーン系では同じ銘柄でも打継ぎ間隔が長くなると、接着強さを確保できなくなることがあることを知る。(要注意)

☑打継ぐシーリング材の組合せ、施工順序および使用するプライマーが適切かどうかを確認。

 

⑮上向きシールの有無

☑水平面は垂直面よりも日射量、紫外線量が多いため、上向きシールは壁などの垂直シールよりも早期に劣化することを知る。

上向きシールは雨水がたまりやすいため、欠陥が生じると漏水に直結する可能性が高いことを知る。

☑被着体のムーブメントを算定し、ムーブメントに見合った目地の幅、厚さが確保できているかを確認。

☑ムーブメントが大き過ぎる場合、被着体の長さを変更することを検討。

☑水はけを良くするため、水勾配を取るかを検討。

 

⑯外壁同面サッシの有無(面付けサッシ)

☑同面サッシはダキ納まりのように、サッシ周辺の躯体に仕上げ水切りを設けるなどの止水対策を講じにくいため、サッシ枠取り付け部に雨水が直接作用し、漏水が生じやすいことを知る。

☑同面サッシの有無を確認。

☑外壁の構成、構成材、仕上げに適したサッシ枠型材になっているか否かを確認。

☑外壁の構成、構成材、仕上げに適した防水納まりになっているか否かを確認。

☑雨水、結露水の排水経路が適切か否かを確認。

☑台風時の逆流防止対策も考えておく。(要注意)

☑サッシの取付け、サッシ躯体の防水処理、トロ詰めが確実におこなえる空き寸法があるかどうかを確認。

 

⑰押出し成形セメント板の有無

☑押出し成形セメント板は中空部があるため、シーリング材の厚さが十分に確保できない。漏水経路が分かりにくく、また、取付けファスナーにより十分なシール形状を確保できないケースもあることを知る。

☑シールの「目地幅、深さ」を確認する。

☑シール深さが不十分な場合は、「中空部を埋め、深さの確保」を検討する。

☑取付けファスナーの有無を確認。

 

⑱構造スリットの有無

☑構造スリットの防水性は「シーリング材に頼る納まり」のため、「躯体目地部でシーリング工事を確実に行う必要がある」ことを知る。

☑雨かかり部に構造スリットがあるかを構造図で確認。

☑構造スリットの位置が意匠的に反映されているかを確認。

☑構造スリットの「シーリング目地の幅、厚さが適切であるか」を確認。

☑構造スリットはワーキングジョイントであるため、2面接着になっているかを確認。

 

⑲ガラス廻り

☑紫外線の影響を受け、風圧、地震によるムーブメントが生じる箇所であることを知る。

☑サッシの形状により目地の納まりが複雑であり、事故が生じやすいことを知る。

☑網入りガラスの場合、錆るとガラスが割れる原因となることを知る。

 

☑ガラスの面クリアランス、エッジクリアランス、かかり代の寸法、バックアップ材の納まりの位置、仕上げ方法等に注意をすること。

☑ガラス廻りの目地は狭いので、清掃やプライマー塗布は専用治具を用いて行うこと。

☑外側下枠部のシーリング材仕上げ面は傾斜をつけ、紫外線の照射を防止し、かつ雨水の流れを良くすることを意識すること。

☑網入りガラスの場合、排水経路を明らかにすること。

 

⑳点支持構法

☑紫外線の影響を受け、風圧荷重や層間変位のムーブメントを受けやすいことを知る。

☑ガラス間目地のため、1次シールのみであることを知る。

 

☑ムーブメントに対応できる目地形状の確保を確認。

☑ガラス固定方法の確認。

☑合わせガラスの場合、清掃溶剤、プライマー、シーリング材により、中間膜に変色、剥離、膨潤などが発生するので、事前確認を行うこと。

 

㉑サッシ廻り

☑カーテンウォールの場合を除き、ムーブメントが小さいことを知る。

☑表面仕上げ材を施したものやタイル、石張りのものが多く、異種の被着体にシーリング材が接着することになることを知る。

☑コンクリートにジャンカ、欠け、ひび割れが生じたり、タイル面とタイル目地の段差や目地際の凹凸などがあり、防水上好ましくないものがあることを知る。

 

☑2面接着より3面接着の方が、確実な防水を行える場合が多いことを意識する。

☑仕上げ材を施す場合は、コンクリート面に直接シーリング材を接着させること。

☑比較的軽微なジャンカ、欠けなどの欠陥は樹脂モルタル等で補修せずに、シーリング材を充填した方が良い。 

ただし、大きな欠けや突起物、レイタンス、木屑などの付着物は、補修またはサンダーなどで除去をすること。

 

㉒ALCパネル

☑取付け方法によっては比較的大きな層間変位が発生することを知る。

☑シーリング材の上に表面仕上げ材を施すのが一般的である。

☑吸水率が大きく、被着面の表面強度が小さいことを知る。

 

☑躯体および建具との取合い目地は、耐久性区分上位のシーリング材を選定すること。

☑出入隅および鉄骨、柱、エキスパンションなどの接合部はダブルシートジョイントとすることが望ましいことを知る。

☑降雨後の施工は乾燥しているかに留意すること。

☑パネル表面が、粗面、脆弱であり、切断屑などが付着している場合があるため、清掃およびプライマー塗布をすることに留意する。

 

別表1 地震の頻度と層間変位の目安

地震の頻度  (A)時々起こる (B)時たま起きることがある (C)極めて稀に起きることがあるの3つの項目 

目安として与えた一般的層間変位 (A)1/300 (B)1/200 (C)1/100

外壁カーテンウォールが保持すべき性能 (A)健全で補修せず再使用できる程度 (B)外壁では雨仕舞いの補修を要する程度  (C)仕上げ材に破壊を生じるが、形を保ち、脱落は生じない程度

 

 

⇨チェックポイントの表は写経的な引用に留まってしまい恐縮です。実際に現場で目視に確認でもしないとイメージしにくく、脳内に残りにくいですね。

 

 でも座学による知識、情報を植え付け、集積することも、必ずしや意味があり、何かしらの際に役立つと思います。常に何かに関連させられないか、ヒントにならないかをイメージトレーニングする習慣にしたいと思います。

 

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2026年4月7日

正直・節約マン(ション)

 小沼

 

※アメーバブログでも、同様の正直節約マンションをテーマにブログを書いています。

最後の方に私の好きなサブカル系音楽等の紹介も付しまして。お時間にゆとりがありますときに。

 

 shojiki-setsuyaku-man55さんのプロフィールページ

 

長期修繕計画案を微調整できるようになるための礎を積み重ねる⑬【コンクリートクラック・シーリング①編】+同じ地域内マンション合同防災訓練の効能

ブログを拝読頂き、ありがとうございます。

正直・節約マン(ション)小沼です。

 

◇2026年3月も もう下旬。天気は雲が多い、曇天日和です。

 でも、大分春めいてきました。最低気温も10度を超えるようになりました。最高気温はどういう訳か14度と伸びてきません。 少し前は最低気温5度、最高気温15度と、寒暖差が激しい日も多かった気がします。

 

 私が住む門前仲町のマンションの北側に大横川という川があります。脇の遊歩道に桜並木があります。まだ3分咲きくらいなのに、観光客相手でしょうか、小舟で遊覧しています。

 

 気温が18度くらいあれば、温かさを感じながら桜を楽しむことができたのでしょうが、気温も13、14度、3分4分咲きの中途半端さ、で、小舟を見ている自分のマインドも寒々しくなってきました。

 

 ということで、多少ダウナーモードではありますが、頑張って入力作業に励みます。

 

 新宿区新宿1丁目の株式会社 不動産経済研究所 発行、月刊マンションタイムズ 2026年2月号 (6)面の記事。

 

 港区南青山と、なかなか普通の人たちでは 住めないところで、3つのマンションが合同で防災訓練をしたようです。複数のマンションで合同防災訓練も聞いたことがないですし、それが南青山というハイソな場所で実施された そのいきさつは、どういったものがあったのでしょうかね?

 

 いくら意識高い系の人たちが多く住むマンション、地域とは言えども、なかなか3つのマンションで一緒にやるには、大変と思われます。

 

 ふたを開けてみますと、3件共に管理会社が三菱地所コミュニティなのですね。合点いきました。でも3物件の管理組合に声掛けの根回し、消防署との事前打ち合わせ等、それなりの労力を費やされたことと思います。

 

 また 訓練実施の背景には、3つのマンションの管理組合の『防災に対する強い意識』『地域のつながりを育むことで共助体制を構築』といった共通の姿勢があったからこそ、実現したとのこと。 南青山、やはり意識高い系住人多しですね。

 

近くの消防署のほかに首都圏防災士連絡会なる団体も共催したのですね。老若男女 約50人も集まり、「消火器・AED体験<防災訓練の定番>」や「止水板設置訓練<川崎市のマンションの地下駐車場が大雨で水浸しもあり、同様のことを想定された営み>「応急処置訓練<これも定番>」を行われた、と。

 

 それ以外にも『防災まち歩き』をお題目に、「災害に役立つ場所や危険個所を実際に歩いて確認」することで、「災害時にどう動くのかを具体的にイメージ」する取り組みも同時に行われた、と。

 

 今回の防災訓練を通じ、「近隣住民との関係づくりに寄与」と「共助体制の強化」につながる活動、としています。 何もしないのと、実際にこのように行うこと。後者には非常時に何かしらの効用は確実に反映されると思います。

 

 

参加した住民の現場感覚のコメント。「1度体験することにより、いざという時 落ち着いて対応できそうな気がする」「担架が毛布で代用できる、そのノウハウを知る貴重な体験ができた」とポジティブな発言多し。

 

管理会社としての考え、立地やコミュニティ(管理組合や住人の自治活動)の成熟度などを踏まえ、提案を見計らうよい経験値となった。

 

 少子高齢化や単身世帯の増加傾向により、自助共助の仕組みが機能、構築しずらくなっている時世のなか、今回のようなエリア防災が近隣との関係づくりを通じ、共助体制強化につながることも体現した、とも。

 

 

 管理会社もビジネス(お金儲け)としての管理業務以外にも、こういった防災訓練を企画や提案したりと、マンション自体だけでなく、近隣地域も巻き込んで行うことにより、より親密さも生まれてくると思います。 

 

<最終的には、管理組合と管理会社の関係性はビジネスの世界と薄々は分かる、とは言うものの、ビジネスの垣根を超えたやり取りでお互いの関係性を保つという発想は、十分ありと思われます。 皆さんはどうお考えでしょうか?>

 

 

◇これから示す内容は、私が特に想いを込めて伝えたいことなので、ここ何回かの はてなブログに連続して掲載しますことをご理解くださいませ。

 

 売買仲介の取引において、大規模修繕工事、長期修繕計画案<案であり、あくまでプラン、決定事項ではない>のことについて、どこまで客観的且つ科学的指標で、お客様に寸評コメントができているのか? 自問自答は、つきません。

 

 想い浮かんだワードです。

 

・修繕工事を行なう意味合い。

『美観を良くする』

『機能向上もしくは機能維持』

『日常生活に支障をきたすことを予防、抑制』

『命に別状があると想定される事象を予防、抑制』

 

上記4つのポイントを、どういう内容をいくらの費用で、今 実施しなければならないか、もう少し周期を延ばしたり、仕様変更で費用を抑えられないか。

 

・チェックする立場の人は、どのような観点で見ているのか。

『設計仕様について、深堀りしてる』

『使用する材料の質、用いる工法、もう少しグレードを落とすと費用がいくらになり、

何が懸念されるか、その留意点』

『工事後に大掛かりでない、軽微な不具合が生じたとき、これはアフター保証の対象内かどうかの判断。施工業者への指摘』

 

・大規模修繕工事の実施した際のプロセス、背景はどうであったか?

『もし不具合が生じたら、どう責任を取るのですか?』と理事長もしくは、ごく少数の理事会メンバーに、業者側が攻め込む展開があったか。

 それに対し、理事会、管理組合側も あっさり応じて(屈して)しまったか、他の詳しい所有者、信頼できる専門家に相談し、理事会や管理組合で団結する機運を醸成したか、これも長い目で見たら、とても大事な視点です。

 

等のポイントを押さえた、客観的な寸評コメントができるようになりたいです。

 

 <ここから、いつものひな型文に戻ります>

タイトルの件です。 大規模修繕工事のことは、一般人には分かりにくく、複雑です。

 

 そこを何とか、自分なりに細分化、嚙み砕いて理解したい想いと、来年2026年9月上旬に行われる(一社)マンション管理業協会 主催の民間資格「マンション維持修繕技術者」試験の勉強に参考となる。

 

 2つの理由で、書いています。 アメーバブログやはてなブログで、書き始めました。本を写経的に引用させて頂き、自身なりに気付いたことを、寸評的にコメントし、血となり肉となり、いつかはマンション管理士として、皆さんのお役に立てれば、という いきさつです。

 

 引き続き、ありがたくも写経的に引用させて頂きます。2021年4月 (株)セルバ出版 発行、一級建築士、一級建築施工管理技士の資格を持ち、修繕工事会社(株)スマイルユウ 代表 大塚義久さん著書『鉄骨と鉄筋コンクリートの建物修繕がわかる本』 第4章 「鉄筋コンクリート造の建物の特徴」 4節122~126ページ。

 

・鉄筋コンクリート造の建物に入るクラックの特徴:

鉄筋コンクリート造の特徴は、「圧縮力に強いコンクリート」と、「引張力に強い鉄筋」を「躯体の中でバランスよく配置」することで、「互いの特性を生かし強度を保つ」こと。

 

 クラックは、これらの圧縮と引っ張りのバランスが悪い部分に入ることが1つの原因

と考えられる。

 

・壁の中の鉄筋の太さは、10mm、間隔200mmで縦横に配筋されている。

ただし、柱、梁、壁、スラブなどにより、太さや間隔は若干異なる。

 

 これらの鉄筋が躯体の引っ張り力に平行に動くことで、その動きに対する反力を発揮し、躯体を静止状態に保つのであるが、躯体にはたらく動きは必ずしも上下左右とは限らず、バランスが保てない部分にクラックが生じる。

 

 コンクリートに加わる動きには、上下左右にズレる力が働く せん断力が加わることもあり、この場合クラックは斜めに生じる。

 

・クラックはどこに、どのような原因で生じるか。

▢モルタル塗り部分:

コンクリートは、表面的には平らな上に仕上げ塗装等がしてあるように見えるが、実際にはコンクリート打設された後の表面の凹凸部を平滑にするため、モルタルが塗られている。

 

 コンクリートとモルタルの接着部が剥離すると、クラックが生じ、雨水が躯体に染み込む。

 

▢開口部の周り:

開口部周りに生じるクラックは、建物の自重や地震の揺れ等による影響で、左右上下に建物が受ける圧力により発生する「せん断クラック」である。

 

 「せん断クラック」の特徴は、開口部の隅から斜め方向に発生する。梁の端部等にも生じるが、外壁の窓周りに入るクラックは、窓サッシで受けた雨水が流れ込むため、雨漏りの原因となる可能性もあり、注意が必要。

 

▢かぶり不足:

「かぶり」とは鉄筋から外壁までの距離(間隔)であり、鉄筋から外部までのコンクリートの厚みである。 

 

 「かぶり厚」は建築基準法で決められていて、壁と床は「30mm以上」、柱と梁は「40mm以上」とされる。

 

 打ちっ放し(外壁にタイル貼り、もしくはモルタルが施されていない)の場合、さらに「+20mm以上」とされる。

 

 「かぶり厚」の寸法が不足すると、その部分にクラックが生じ、雨水の侵入により、鉄筋が錆びて躯体が劣化する。 「かぶり厚」不足は新築時の施工の問題であり、修繕工事でその寸法を変えることはできないが、鉄筋が見える明らかな「かぶり厚」不足がある場合、樹脂モルタル等で補強をする。

 

△クラックが生じるとどうなるか:

A.ヘアークラック:表面的なクラック

B.構造クラック:壁内部まで深いクラック

C.モルタル塗り部分のクラック

の3つの種類のクラックがある。

 

A.ヘアークラックは、鉄筋コンクリートが乾燥していく段階で事前に生じる。一般的には0.3mm以下の幅で深さも浅いので、特に躯体に与える影響はなく、塗装の塗り替えの際に塗膜でカバーできる。

 

B.構造クラックは、躯体そのものの影響で生じる。例えば、地震による揺れや、構造的に歪みが出る箇所等に生じ、0.3mmを超える幅で、深さも壁内部まで割れているケースが大半である。

 

 外壁に入っているクラックと同じ箇所に、内部側にもクラックが生じている、このような箇所は、雨水が染み込むとダイレクトに室内の仕上げ建材まで入ることを意味するので最も注意が必要である。

 

 また 構造クラックは、表面的な処理をするだけでなく、繰り返し動く部分であることを前提に、揺れによる影響を吸収する処理が必要であることを念頭におく必要がある。

 

C.モルタル塗り部分のクラックは、クラックが生じている箇所は、必ず下地コンクリートから剥離し浮いている状態になっているので、表面的な処理だけではその接着力を回復できないため、特殊な工法でモルタル剥離を防ぐ必要がある。

 

〇C.モルタル塗り部分のクラックの補修方法:

 一般的には「ステンレスピン併用+エポキシ樹脂注入工法」で対応する。この工法は、浮きモルタル部分に『適正な間隔に7mm程度の穴』を開けて、エポキシ樹脂を注入後に『ステンレスピンを挿入し、躯体とモルタルを一体化する工法』である。

 

 クラックが発生している『原因や状態を適切に判断』し、『適正な処理方法で対処する』ことが大切である。

 

 

◇定期的に修繕工事の設計や施工のセミナーに参加させてもらったいますNPO法人リニューアル技術開発協会さんが監修する本。 2014年11月 (株)日刊建設通信新聞社 発行 『新築現場が知らない知識―マンション修繕技術者の視点から―』より。

 第3章 12節 57、58ページ。

 

▢シーリング材の効用と求められること:

シーリング材は、建物の外壁の湿度や温度変化による「収縮」、地震や風圧による「たわみ」、位置ずれによる「部材通しの接触防止」のため、使用される。

 

 シーリング材には、水密性、気密性を付与できる材料であること、目地のムーブメント(挙動)に追随できること、耐久性に優れていること、建物を汚さない意匠性が求められる。

 

▢シーリング材の種類と使用方法:

シーリング材にはシリコーン系、変成シリコーン系、ポリサルファイド系、アクリルウレタン系、ポリウレタン系等の種類がある。

 

 それぞれに長所と短所があり、適材適所で使い分ける必要がある。

 

▢シリコーン系シーリング材の特性、欠点など考えなければならないこと:

 シリコーン系は、それ自体に汚れが付着しやすく、且つ雨掛かり部分では、目地周辺に汚れが広がる特性がある。 そのため外壁に使用する際は、定期的にクリーニングをする必要がある。

 

 タイル目地のように多孔質の部材は、シリコーンの成分が染み込み、汚れが取れないという欠点がある。一方、染み込は耐久性や接着性に優れ、ガラス周り、水回りに使用うされ、効果を発揮する。

 

 

▢変成シリコーン系シーリングの特性、考えなければならないこと:

変成シリコーン系は、シリコーン系のように目地周辺に汚れが発生することがないため、外壁の様々な目地に使用される。欠点は、ガラス周りに使用すると剥離するので注意が必要。

 

 

▢ポリサルファイド系シーリング材の特性、考えなければならないこと:

ポリサルファイド系は、それ自体に汚れが付着することが少なく、シーリング材を露出使用するタイル目地や建具廻り目地への施工に優れた材料である。

 

 シーリング材の上に塗装すると、塗膜が固まらなくなる他、変色、軟化による埃の付着などの汚染現象(ブリード)が発生する場合がある。  弾性系の塗料や水性塗料は汚染する傾向が見られる。

 

▢アクリルウレタン系、ポリウレタン系シーリング材の特性、考えなければならないこと:アクリルウレタン系、ポリウレタン系は、塗装される目地に適した※ノンブリードタイプのシーリング材が開発されている。 変成シリコーン系でもノンブリードタイプがある。

 

※ノンブリードとは、シーリング材に含まれる可塑剤が表面に滲み出て、塗装のベタつきや黒ずみ(ブリード汚染)を引き起こす現象を防止したシーリング材のこと。

 

 

▢シーリング材を施工の際、留意点、チェックすること:

・シーリング材専門施工会社以外にも、建具、設備、電気等 各種工事でもシーリング材を施工する機会が多くあり、適材適所の管理が徹底できていないことが問題点として考えられる。

 

 上記を防ぐために、設計者、施工会社が「シーリング材とは何か」を考え、正確な指示をすることが大事。そして「耐久性」だけでなく「美観(汚さない)や意匠性」のことも念頭におくこと。

 

 最も重要なことは「目地は何に、どこに設けるか」を熟考すること。例えば、コンクリート躯体の打ち継ぎ、誘発目地、耐震スリットの目地など、「その仕上げに張り付けるタイル目地をどこに設けるか」

 

 

 一例として、パラペットにタイルを巻き込み、上向きの目地を設けるのではなく、本来は外壁垂直直面にタイルの端末を設けるべき。 理由はパラペットに上向きの目地をつくると、水がたまり施工されているシーリング材は表面に厳しい日射を受け、界面はコンクリートのアルカリ水に浸透した状態となるため。

 

 シーリング材は種類によって、アルカリ水により溶けた状態になることもある。

なのでタイルは外壁までとし、タイル端末にシーリング目地を設け、パラペットは塗膜防水等で仕上げるのが良い。

 

 

 

△長尺の金属パネルで、目地幅が不足していることが、よく問題視されるが、修繕時には対応策を講じることができないことが多い。

 

⇒上記のように、修繕工事では対応できないシーリング材を施す『目地の設計、施工上の確認、問題点』を『新築工事に検討するための確認事項、チェックポイント』を執筆者さんがまとめられています。

 

次回、取り上げさせて頂きます。

 

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2026年3月27日

正直・節約マン(ション)

 小沼

 

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